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アオウミガメの帰る島 小笠原諸島・父島 命のつながりシリーズ10|読んだ本の紹介・レビュー【購入本1冊目】

5.0

アオウミガメの帰る島 小笠原諸島・父島 命のつながりシリーズ10|作品紹介

  • 作:南俊夫(みなみとしお)
  • 出版社:文一総合出版
  • 対象年齢:3歳以上向け
  • 発売日:2026年6月
  • ページ数:48P
  • 学習向けの本
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アオウミガメの帰る島 小笠原諸島・父島|実際に読んだ感想とレビュー

2026年6月に発売された、小笠原諸島を舞台にアオウミガメの魅力に迫る写真の本です。

東京都小笠原村を舞台に、アオウミガメが産卵する時期に撮影された写真が次々と登場します。

ウミガメって、子どもが好きな生き物の定番です。うちの子どもたちも「カメかわいい!」と食いついてきまして、読み聞かせというより写真を一緒に眺めながら楽しむ感じになりました。

この本で特に印象的だったのが、アオウミガメが海から陸へ上がり、産卵するまでの様子を詳しく知ることができるところ。

普段、水族館などで見るウミガメは水の中をスイスイ泳いでいる姿がほとんどなので、実際に砂浜まで上がってきて、卵を産むために活動する姿というのはなかなか見る機会がありません。

写真を見ながら「こんなふうに産卵するんだ」と知ることができます。

しかも写真本なので、やっぱりリアル。

イラストで描かれた絵本とはまた違う、実際にその場所で撮影されたからこその迫力があります。

そして、この本はウミガメだけではありません。

海中の写真もたくさん掲載されていて、サンゴやエダサンゴの仲間など、小笠原の美しい海の世界を見ることができます。

中でも個人的に「これはすごいな」と思ったのが、スギノキミドリイシが一斉に産卵を始める暗い海の中の写真。海の中で一斉に産卵するサンゴというのも、それだけで神秘的な感じがしますが、暗い海の中で繰り広げられる光景を写真で見ると、なんとも幻想的。

普段生活している場所とはまったく違う世界が、実際にこの地球上に存在しているんだなぁと思わせてくれます。

こういう写真を見ると、やっぱり実写ってすごい。

イラストにはイラストの強み、実写には実写の強みがあって生物のリアルをそこに写し出すのだから迫力があります。特に海の中の風景は、写真だからこそ伝わる美しさがあります。

そして、ただ写真を並べているだけではありません。

アオウミガメがなぜ陸に上がるのか、どのように産卵するのかなど、ウミガメの生態についても文章で詳しく説明されています。

写真を見ながら解説を読むことで、「かわいい」で終わらず、アオウミガメがどんな生き物なのかを知ることができます。

子ども向けの図鑑や写真絵本としても楽しめるでしょうし、大人が読んでも知らないことがいろいろ出てきて面白い。

海や生き物に興味を持つきっかけとしても良さそうです。

しかも、写真の雰囲気がとても神秘的なんです。

アオウミガメが海から上がってくる姿や、海中のサンゴ、暗い海の中で繰り広げられる生命の営み。どの写真を見ても「自然ってすげぇな」と感じさせられます。

こういう本を子どもと一緒に見ると、普段なら「カメかわいいね」で終わるところが、「なんで砂浜に来るの?」「卵ってどこに産むの?」「海の中では何を食べているの?」など、いろいろな疑問につながっていくのもいいところ。

子どもが興味を持ったことから、さらに別の生き物や海の環境について調べてみるのも面白そうです。

最後のページにはQ&Aもまとめられていて、アオウミガメについての疑問に答えてくれます。

「ウミガメってどんな生き物なんだろう?」というところから入って、写真を見て、解説を読んで、最後にQ&Aでさらに知る。一冊の中で自然と知識を深められる構成になっているのもいいですね。

そして、やっぱり達也くんの家では子どもたちがウミガメにハマりました(笑)「かわいい!」ということで何度かリピート。写真を眺めているだけでも楽しいらしく、海の中の写真なども興味津々で見ています。「カメのぬいぐるみ欲しい!」「ぬい活する!」とか色々・・・

こういう実写の資料的な本って、子どもの頃に読んで終わりというものでもないんですよね。

図鑑や写真集のような本は、後からまた読み返しても楽しめます。

特に自然や生き物の基本的な生態については、流行の情報とは違って大きく内容が変わるものでもありません。一度読んで「はい終わり」ではなく、子どもが成長してからまた読み返したり、学校で海や生き物について勉強するときに参考にしたりできる。

そう考えると、こういう写真本を手元に置いておくのも悪くないですな。

小笠原諸島という美しい自然を舞台に、アオウミガメの産卵や海中のサンゴなど、普段なかなか見ることのできない世界を写真で楽しめる一冊。

写真の美しさだけでも十分楽しめますが、ウミガメの生態についても学べるので、子どもの読み聞かせや自由研究のきっかけにも良さそうです。

何より、実際の自然の姿を写真で見ることで「海ってすごい」「ウミガメって面白い」という興味につながっていくのがいい。

海のことやウミガメのことを知りたい人はもちろん、生き物が好きな子どもにもおすすめしたい一冊です。

達也くんの家では何度も「ウミガメかわいい!」とリピートされたので、かなりお気に入りの部類に入ったようです( *´艸`)

達也
達也

カメってそもそも凶悪なすっぽんとか外来種以外はめちゃくちゃ可愛いって思ってるんですけど

たーちゃん
たーちゃん

カメほんとかわいい!飼いたい!

達也の深読み!

アオウミガメは親の遺伝子ではなく、卵が埋まっている「砂の温度」によってオスになるかメスになるかが決まるそうです。およそ29℃を境界線として、それより高いと「メス」、低いと「オス」が多く生まれます。つまり、地球温暖化が進んで砂浜の温度が上がると、メスばかりが生まれてしまうという現代的な環境問題にも直結している、不思議で切実な生態を持っています。

本の中で紹介されている「スギノキミドリイシの一斉産卵」。実はサンゴが満月の夜などに一斉に放つ無数の卵や精子は、海の中の生き物たちにとって年に一度の巨大な「栄養のボーナス」になるそうです。この豊かな海のエコシステム(生態系)が作られるからこそ、それを食べる小魚が集まり、巡り巡ってウミガメのような大型の生き物が健やかに暮らせる豊かな小笠原の海が維持されるというわけですね。生命の神秘・・・すばらしい!

ちなみに海系の生物系の本と言えば「育てるブログ|動物大せっきんクジラ」や「2児パパの子育てブログ|ウミガメものがたり」などもあります。

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