どんぐりむらのぼうしやさん|作品紹介
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どんぐりむらのぼうしやさん|実際に読んだ感想とレビュー
働く楽しさとものづくりの魅力を描く絵本
『どんぐりむらのぼうしやさん』は、なかやみわ先生による人気シリーズ「どんぐりむら」の一冊です。
かわいらしいどんぐりたちが暮らす村を舞台にした物語で、読んでいるだけで温かい気持ちになれる魅力があります。対象年齢は3歳以上ですが、物語性がしっかりしているため、読み聞かせをすると子どもたちが夢中になって聞いてくれる絵本だと感じました。
我が家でも読み聞かせをしてみましたが、物語が進むにつれて子どもたちはどんどん作品の世界に引き込まれていました。
やはりストーリーに面白さがある絵本は反応が良く、「次はどうなるの?」という気持ちで最後まで集中して聞いてくれます。単にかわいいだけではなく、しっかりとした物語があることが、この作品の大きな魅力だと思います。
主人公たちはどんぐりです。どんぐりといえば、公園や森などでよく見かける身近な存在です。秋になると子どもたちは夢中になって拾い集め、小さな宝物のように大切に持ち帰ることもあります。
そんな親しみのあるどんぐりたちがキャラクターとして動き回り、会話をしながら生活している姿は、子どもたちにとってとても魅力的に映るのでしょう。「いつも見ているどんぐりが生きていたら?」という想像が広がり、物語の世界をより身近に感じられます。
物語の中心となるのは、どんぐりむらで帽子屋さんを営む家族です。村のみんなが喜んでくれるようにさまざまな帽子を作り、それぞれの困りごとや要望に応えながらお店を続けていきます。
どんな帽子があったら便利なのか、どんな人に必要なのかを考えながら働く姿は、とても生き生きと描かれています。
この作品の面白いところは、絵本の中で「商売」や「お店屋さん」という要素が描かれていることです。子どもたちはお店屋さんごっこが大好きですが、この絵本を読むことでその遊びの世界がさらに広がるように感じます。
商品を作る人がいて、それを必要とする人がいて、お店を通じてみんながつながっていく。そんな仕組みを自然と理解できる内容になっているのも魅力です。
また、帽子というテーマも子どもたちの興味を引きます。自分ならどんな帽子が欲しいか、どんな帽子を作ってみたいかを考えながら読むことができるため、読み終わった後も会話が広がります。
実際に紙や工作用品を使って帽子を作ったり、お店屋さんごっこを始めたりと、絵本から遊びへ発展しやすい作品だと感じました。
イラストも細かく描き込まれており、どんぐりむらの暮らしがとても丁寧に表現されています。背景やお店の様子を眺めるだけでも楽しく、何度読んでも新しい発見があります。子どもはもちろん、大人も思わず見入ってしまうほどのかわいらしさです。
『どんぐりむらのぼうしやさん』は、物語の面白さとかわいらしい世界観が見事に合わさった絵本です。身近などんぐりたちが活躍する姿を通して、働くことの楽しさや人の役に立つ喜びを感じることができます。
お店屋さんごっこが好きなお子さんや、物語性のある絵本を探している方にはぜひおすすめしたい一冊です。

なかやみわ先生の作品はどれもこれも優しい絵本が多いんです。
達也くん的には絵柄といい物語といい、結構おすすめな作品です。シリーズを何作か読んでいますが、登場キャラが関連付けされてるんで知ってるとより楽しめます( *´艸`)

どんぐりが可愛いから好きな絵本です!ひろったらコマにします
達也の深読み!
たーちゃんが「可愛い」というのは実は?どんぐりの種類によって「帽子の形」が違う! たーちゃんが「どんぐり可愛い!」と言ってくれましたが、絵本に出てくるキャラクターたちの「帽子(殻斗=かくと)」をよく見ると、みんな形が違います。 実在するどんぐりの種類(クヌギ、コナラ、マテバシイなど)の特徴をなかやみわ先生が忠実に描き分けているからだと思います。たーちゃんが「ひろったらコマにする」と言ってくれたように、公園でどんぐりを拾ったときに「この帽子は絵本のあの子に似てるね!」と、現実の自然観察(科学の芽生え)に繋げられるというステキ仕様です。
シリーズをまたいだ「隠れキャラ」を探せ! 達也くんが触れましたが、このシリーズは別の巻のキャラクターが背景にこっそり登場しているのが大きな魅力です。 例えば、この『ぼうしやさん』のページを隅々までよく見ると、のちのシリーズの主人公になるキャラクターがすでに村の住人として暮らしているのが映り込んでいたりします。2回目、3回目と読むときに「あ!ここにあの人がいる!」と、間違い探しのような視覚的ギミックとして何度も楽しめるのが、なかやみわ先生のニクい演出ですね。




