せいそうせんのくりんまる|作品紹介
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せいそうせんのくりんまる|実際に読んだ感想とレビュー
海のゴミ問題を楽しく学べる働く船の絵本
「清掃船」という船をご存じでしょうか?
消防車やパトカー、救急車は子どもたちにも人気ですが、清掃船を実際に見る機会はそれほど多くありません。都市部に住んでいると港へ行くことも少なく、「そんな船があるんだ!」と驚く人も多いのではないでしょうか。
『せいそうせんのくりんまる』は、そんな海を守る働く船の活躍を描いた絵本です。
海には、ペットボトルや木材、流木など、さまざまなゴミが漂っています。それらを放置すると、船のスクリューに絡まったり、航行の妨げになったりと事故につながることもあります。
そんな海のゴミを回収し、安全な航路を守るのが清掃船の大切な仕事です。
さらに、大規模な事故で海へ油が流出した際には油の回収を行ったり、震災などで海へ流れ出た瓦礫を集めたりと、その活躍は普段なかなか知られていません。
まさに海の安全を陰で支える、縁の下の力持ちといえる存在です。
この絵本では、そんな清掃船「くりんまる」が実際にどのような仕事をしているのかを、迫力あるイラストとともに分かりやすく紹介しています。
働く乗り物が好きなお子さんなら夢中になること間違いなしですし、「海のゴミはどうしてなくならないの?」「海をきれいにする仕事ってあるんだね」と、環境問題について考えるきっかけにもなります。
達也くんは知育絵本としても、とても優秀な一冊だと感じました。
我が家でも読み聞かせをしていると、下の子が興味津々。
「これさー、なんで海にゴミがあるの?」
「どうしてだと思う?」
つい考えてほしくて質問で返してしまう親(笑)。
もちろん実際には、「ポイ捨てをする人がいたり、川から流れてきたりするんだよ」と一緒に話を広げましたが、絵本をきっかけに自然と親子の会話が生まれるのも、この作品の魅力だと思います。
働く船が好きなお子さんにはもちろん、海や環境について楽しく学びたいご家庭にも達也くんはおすすめしたい一冊です。

清掃船、奥が深いです。人知れず海を綺麗にしようとしている船です。カッコイイ!

たいせつなことをしているふねだってわかった!
達也の深読み!
世界的な問題になっている海洋プラスチックゴミですがポイ捨てされたり風で飛ばされたりしたものが、川を伝って海へと流れ着いたものなんです。 「海を汚しているのは海にいる人じゃないんだよ」と伝えてあげることで、子どもたちにとっては「自分たちが街を綺麗にすることが、大好きな船や海を守ることに繋がるんだ!」という身近な大発見になります。
「くりんまる」のような海面清掃船・油回収船は、東京湾や伊勢湾、瀬戸内海など日本の物流を支える大きな港や湾に実際に配備されて毎日働いています。 もし清掃船が無かったら大きな流木やゴミが大型コンテナ船のスクリューに巻き付いて、日本の流通がストップしてしまう大事故に繋がりかねません。縁の下の力持ちって感じですね!





