くろくんとちいさいしろくん|作品紹介
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くろくんとちいさいしろくん|実際に読んだ感想とレビュー
友情と思いやりを描く心温まる物語
『くろくんとちいさいしろくん』は、なかやみわ先生の人気シリーズ「くれよんのくろくん」の一冊です。
このシリーズは、クレヨンたちがまるで生きているかのように動き回り、さまざまな出来事を経験していく物語で、多くの子どもたちに愛されています。毎回登場するクレヨンたちの仕草や表情がとてもかわいらしく、読んでいるだけで自然と笑顔になれる作品です。
なかやみわ先生の描くキャラクターには独特の魅力があります。ただ絵として描かれているのではなく、本当にそこに命が宿っているかのような温かさが感じられます。
クレヨンという身近な存在が主人公だからこそ、子どもたちも親しみを持ちやすく、「もし本当に動いたらどうなるんだろう」と想像を膨らませながら楽しむことができます。
我が家でも読み聞かせをすると、子どもたちは毎回とても嬉しそうな表情を見せてくれます。クレヨンたちがちょこまかと動き回る場面では、まるで本当に目の前で動いているかのように想像しているようで、満面の笑顔になりながら物語を聞いています。
大人から見ると何気ない設定かもしれませんが、子どもたちにとっては夢のある世界なのでしょう。
この作品は、タイトルにもなっている「ちいさいしろくん」との出会いから物語が始まります。白色のクレヨンであるしろくんは、ほかのクレヨンたちとは少し違う存在です。特に主人公のくろくんとの関わりが物語の中心となっており、二人のやり取りを通して友情や思いやりが優しく描かれています。
黒と白という組み合わせは、とてもシンプルでありながら印象的です。画用紙の上ではどちらも欠かせない色であり、お互いの存在があるからこそ表現できる世界があります。
そんな対照的な色同士が出会い、交流し、物語を紡いでいく様子は見ていて心が温かくなります。色の違いを個性として受け入れながら関係を築いていく姿は、子どもたちにも自然な形で大切なことを伝えてくれているように感じました。
また、この作品は出会いだけでなく別れも描かれています。しかし決して悲しいだけではなく、相手を大切に思う気持ちや、一緒に過ごした時間の大切さが丁寧に表現されています。
そのため読み終わった後には切なさだけでなく、優しい余韻が心に残ります。
イラストもシリーズらしい温かみがあり、小さな子どもでも親しみやすい雰囲気です。クレヨンたちの表情や動きが細かく描かれているため、文章を読むだけでなく絵を眺めるだけでも十分楽しめます。
読み聞かせではもちろん、自分でページをめくりながら楽しむ年齢になってからも繰り返し読みたくなるでしょう。
『くろくんとちいさいしろくん』は、かわいらしいキャラクターたちの魅力と、優しい友情の物語が詰まった素敵な絵本です。クレヨンたちが生き生きと活躍する世界に引き込まれながら、出会いの喜びや別れの大切さを感じられる一冊です。シリーズが好きなお子さんはもちろん、初めて読む方にもおすすめしたい作品です。

イイお話なので小さい子に読み聞かせしてあげると嬉しい絵本です。
前回もちょっと書きましたが絵がごちゃごちゃしていないので幼児期から受け入れやすいんじゃないかと思います。

幼稚園でくれよんをよく使うんだけど、その時に思い出します!くれよんとくれよんがこすれあってよごれてます
達也の深読み!
なぜ「しろくん」は小さいの?色の特性に隠されたニクい演出 本作のキーパーソンである「ちいさいしろくん」。なぜ最初から小さいのかというと、実はクレヨンの「白」って、子どもたちが「描いた絵の上から光を表現するとき」や「色を混ぜて薄くするとき」に、大人が思う以上にめちゃくちゃ使い込まれて小さくなりやすい色なんです。 ただ「最初から小さい」のではなく、誰かにたくさん使われて愛されてきた証拠としての「小ささ」だと思うと、しろくんの健気さがより一層愛おしく感じられますよね。
出会いと別れを疑似体験する「心の知育(EQ)」 この作品は、楽しいだけではなく「別れ」の切なさも描かれています。 幼児期に絵本を通じて「大好きな友達との別れや、それに伴う切ない感情」を疑似体験することは、他人の痛みに共感する力を育てるために非常に重要だと言われています。悲しいだけで終わらせず、優しい余韻を残すという素晴らしい作品です。





