うみやまてつどう まぼろしのゆきのはらえき|作品紹介
【PR】【広告】アフィリエイト広告を利用しております。アイキャッチ画像は楽天市場を利用しております。
うみやまてつどう まぼろしのゆきのはらえき|実際に読んだ感想とレビュー
『うみやまてつどう まぼろしのゆきのはらえき』は、不思議な出来事の中に優しさと思いやりが詰まった、とても心温まる物語。
達也くんが読み聞かせをしながら、「これはいい話だなあ」と素直に感じた一冊です。どこか昔話や民話を思わせる雰囲気があり、日本むかしばなしの世界にそのまま登場しても違和感がないような作品です。
物語絵本ということもあり、文章量やページ数はやや多め。短い絵本に比べると読み聞かせには少し時間がかかるので、読み手は事前に喉を潤しておいた方がいいかもしれません。しかし、そのぶんしっかりとしたストーリーが楽しめるため、最後まで読む価値は十分にあります。
物語の中心となるのは、「ゆきのはらえき」という存在しないはずの駅と、一匹のキツネです。
吹雪の中、キツネは雪山で遭難している男性を見つけます。このままでは命が危ないと考えたキツネは、人を助けるために不思議な力で線路上に「ゆきのはらえき」を作り出します。そして、たまたま通りかかった電車と車掌をその駅へ導き、遭難者を発見させるのです。
電車の乗務員たちは男性を助けるため、急いで病院へ向かいます。しかし、「ゆきのはらえき」を出発してしばらくした後、振り返るとそこにあったはずの駅は跡形もなく消えていました。
やがて男性は無事に病院へ運ばれ、人々の間では「キツネが助けてくれたらしい」という噂が広まります。そして、キツネへの感謝の気持ちが地域に広がっていくのです。
この作品の魅力は、不思議な出来事そのものよりも、その根底にある優しさにあります。自分のことではなく、困っている誰かを助けたいというキツネの行動がとても印象的で、読んでいる側も自然と温かい気持ちになります。
また、ラストには穏やかで平和な場面が描かれており、読後感も非常に良好です。派手な展開があるわけではありませんが、静かに心へ残る余韻があります。
達也くんが思うに、こうした物語に触れることで子どもたちが思いやりや優しさについて考えるきっかけになるかもしれません。
もちろん絵本一冊で人格が決まるわけではありませんが、誰かを助けることの大切さや、人への感謝の気持ちを自然に伝えてくれる作品だと感じました。
不思議な昔話のような世界観が好きな方や、心温まる読み聞かせ絵本を探している方に達也くん的にはおすすめしたい一冊です。読んだ後には、きっと優しい気持ちになれると思います。

読んだ後のスッキリ感というか、あ~いい話を読んだな~って感じが凄く印象的です

きつねさんにあったらおれいをいわなきゃね!
達也の深読み!
間瀬なおかた(間瀬直方)さんは、日本の美しい里山や鉄道を圧倒的なリアリティで描くことで有名な乗り物絵本界の巨匠です。間瀬先生の作品は、ただ電車を描くだけでなく、日本の美しい四季の移り変わりや、背景に描かれた自然の描写がとにかく緻密。表紙の電車も遠近法で向こう側からやってきた感が凄い



