ひっついた!!|作品紹介
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ひっついた!!|実際に読んだ感想とレビュー
関西弁が楽しい!子どもがゲラゲラ笑うユーモア絵本
『ひっついた!!』は、きどまやさんによるユーモアたっぷりの絵本です。この絵本の最大の特徴は、なんといっても関西弁で物語が進んでいくこと。
絵本の世界では標準語で語られる作品が多い中、本作は最初から最後まで関西ノリ全開です。
「どないする?」
そんな言葉が自然に飛び出してくるので、関西出身の方はもちろん、普段あまり関西弁に触れない子どもたちにとっても新鮮に感じられるでしょう。
物語の主人公は猫。
ある朝目を覚ますと、なんと鼻にトカゲがひっついています。しかも取れない。
「え?なんで?」
という状況から物語がスタートします。
設定だけ聞いてもなかなかインパクトがありますが、その後の展開も実にコミカルです。
もし自分の鼻にトカゲがくっついていたらどうするだろう?
そんな子どもらしい想像を膨らませながら読み進めることができます。読み聞かせをしていると、子どもたちはこの「ありえないけど面白い」という状況が大好きです。
次はどうなるんだろう。どうやって取るんだろう。そんな期待感を持ちながらページをめくることになります。
特に関西弁で感情豊かに読んであげると楽しさが倍増します。
実際、関西弁特有のテンポやリズムが物語の面白さを引き立てていて、ついつい読み手までノリノリになってしまいます。
関西出身の方なら自然と読めるでしょうし、そうでない方も思い切って関西弁になりきって読むと盛り上がると思います。
また、きどまやさんの描くイラストも魅力の一つです。全体的に柔らかく親しみやすい絵柄で、小さな子どもでも安心して楽しめます。
ユーモアたっぷりの内容ですが、誰かを傷つけたり嫌な気持ちにさせたりするような場面はありません。
最後まで安心して読み聞かせができる作品です。そして何より、オチがいい。
詳しくは読んでからのお楽しみですが、達也くんが読んで思ったのは「なるほど、そうくるか!」と思わず笑顔になれる終わり方になっています。
派手な冒険や感動的な展開があるわけではありません。それでも子どもたちはこういう絵本が大好きです。実際に何度も「もう一回読んで」と持ってくるタイプの作品だと思います。
笑えて、ほのぼのしていて、親子で楽しい時間を過ごせる。『ひっついた!!』は、そんな魅力がぎゅっと詰まった一冊です。
達也くん的には関西弁のリズムを楽しみながら、親子でゲラゲラ笑える絵本を探している方にはぜひおすすめしたい作品です。

関西弁って本当に関西弁として扱われるか謎なところが多くあります

ぼくはどんな言葉でもおもしろいから好き
達也の深読み!
「あたらしい創作絵本大賞」から生まれた、きどまや先生のデビュー作 レビュー本文で絵やストーリーのクオリティを絶賛していただきましたが、この『ひっついた!!』は、第10回「あたらしい創作絵本大賞」でみごと大賞を受賞し、そのままひかりのくにから出版されたきどまや先生の記念すべき商業デビュー作なんです。 何百もの応募作品の中から「これが一番面白い!」とプロに選ばれた折り紙付きの作品だからこそ、私の言う「なるほど、そうくるか!」という最高のオチのキレや、誰一人嫌な気持ちにさせない優しいユーモアが1冊の中にギュッと凝縮されています。




