おとうさんあそぼう|読んだ本の紹介・レビュー【75冊目】【絵本】

4.0

おとうさんあそぼう|作品紹介

  • 作:わたなべしげお
  • 絵:大友康夫
  • 出版社:福音館書店
  • 対象年齢:0歳以上
  • 発売日:1986/9
  • ページ数:24P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本

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おとうさんあそぼう|実際に読んだ感想とレビュー

親子の何気ない時間こそが宝物だと気付かせてくれる絵本

『おとうさんあそぼう』は、わたなべしげおさん作、大友康夫さん絵による親子の触れ合いを描いた絵本です。

内容はとてもシンプルです。

子熊のくまくんとお父さん熊が、一緒に遊ぶ姿が描かれています。足の上に乗って歩いたり、たかいたかいをしてもらったり、肩車をしてもらったり、馬ごっこをしたり。さらには飛行機ごっこのように体を使った遊びまで登場します。

特別な冒険があるわけではありません。ただひたすら、お父さんと子どもが一緒に遊ぶ。それだけの絵本です。

しかし、その「それだけ」が実に素晴らしい。子どもの頃を思い返してみると、案外記憶に残っているのは豪華なおもちゃや特別なイベントではなく、親と遊んだ何気ない時間だったりします。

肩車をしてもらったこと。

馬ごっこをしたこと。

高い高いをしてもらって笑ったこと。

本作には、そんな子どもが純粋にうれしいと感じる遊びがたくさん詰まっています。

実際に子育てをしていると、「そういえば自分もやったな」と思うお父さんやお母さんも多いのではないでしょうか。達也くんは毎日やってます!

読み聞かせをしながら、「うちの子もこういう遊びが好きだったな」「今度また一緒に遊ぼうかな」と思わせてくれる温かさがあります。

また、この絵本を読んでいると改めて感じることがあります。

それは、子どもにとって本当に大切なのは高価なものではなく、安心して愛情を受け取れる時間なのだということです。

毎日のように悲しいニュースが流れる世の中ですが、本来子どもたちが過ごしてほしい時間は、この絵本の中に描かれているような穏やかな時間なのだと思います。

親に笑いかけてもらうこと。

一緒に遊んでもらうこと。

安心して甘えられること。

それは決して特別なことではなく、本来どの子どもにも与えられてほしい時間です。

『おとうさんあそぼう』は、そんな当たり前でありながら、とても大切な親子の触れ合いを描いています。派手な展開はありませんが、だからこそ長く読み継がれてきた理由が分かる一冊です。

達也くん的には小さな子どもへの読み聞かせはもちろん、子育て中のお父さんにもぜひ手に取ってほしい絵本です。読んだ後には、きっと子どもを抱っこしたり、一緒に遊んだりしたくなることでしょう。

達也
達也

第三子がすごいハイハイしまくってるんですけど、高い高い~ってしたらむちゃくちゃ喜びます。その何気ない幸せが大切な宝物になります。

たーちゃん
たーちゃん

ぼくもやってもらった!

達也の深読み!

なんと40年前から愛されるロングセラー!「くまくんの絵本」シリーズの第1作 この絵本が出版されたのは1986年。実はこの本、福音館書店の大人気「くまくんの絵本」シリーズの記念すべき第1作なんです。 この後も『おふろだ おふろだ』や『ずぼんを はこう』など、子どもの「できた!」や日常を描くシリーズへと続いていきます。40年近く前のお父さんも、今の私と同じように子どもを「高い高い」して笑い合っていたんだなと思うと、親子のスキンシップの普遍的な尊さにじんわりしますよね。

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