よなかかいじゅうイビキラス|作品紹介
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よなかかいじゅうイビキラス|実際に読んだ感想とレビュー
寝る前の読み聞かせが楽しくなるユーモア絵本
これは我が家で何十回も「読んで!」とせがまれた絵本です。
一度読んだら終わりではなく、「もう一回!」「もう一回!」が延々と続くタイプの作品。親としては大変なのですが、それだけ子どもを惹きつける魅力があるのでしょう。
まず目を引くのが独特なイラストです。
どこか昭和レトロな商店街の看板やポスターを思わせるようなデザインで、一度見たら忘れられません。怪獣たちも個性的で、少しコミカルな雰囲気があり、怖いというより楽しい印象です。
物語の主人公は、夜なかなか眠れない男の子。その原因はどうやらお父さんの大きないびきです。
しかし男の子は「お父さんの口の中で怪獣が暴れているんじゃないか?」と想像します。
そこから話はどんどん広がっていきます。お父さんのいびきは「いびき怪獣イビキラス」。お母さんの歯ぎしりは「歯ぎしり怪獣ハギシリン」。妹の寝言は「寝言怪獣ネゴトン」。
家族それぞれの困った寝ている時のクセが、みんな怪獣として登場するのです。子どもが考えそうな発想なのですが、それを本当に怪獣として描いてしまうところが面白い。
読んでいると「確かに怪獣みたいだな」と妙に納得してしまいます。
そして一番面白いのは、家族のことばかり言っていた主人公にもちゃんと弱点があるところ。
実は自分自身も寝相が悪く、「怪獣ネゾウー」になってしまうのです。
「人のことは言えないじゃないか!」と思わずツッコミたくなります。
このオチがあることで、家族みんなそれぞれ欠点があるんだなという温かい笑いにもつながっています。
子どもは怪獣が出てくるだけで大喜びですし、大人は家族あるあるとして楽しめます。
特に、お父さんのいびきや子どもの寝相に心当たりがある家庭なら、思わず共感してしまう場面がたくさんあるでしょう。達也くんもヤバイです…。
読み聞かせでは怪獣の名前を大げさに読んであげると大盛り上がり。
笑いながら読めて、家族の寝ている時のクセまで楽しい話題に変えてくれる、ユーモアたっぷりの一冊です。達也くんのおすすめ絵本です。

達也くんもそのうちイビキラスに…?!退治されちゃうか?
夜中に現れるかいじゅうが大騒ぎ!読み聞かせが楽しくなる絵本です。

ボクがやっつけるよ~!
達也の深読み!
作者「大串ゆうじ」さんの描く、細かすぎる「昭和レトロ」な背景に大注目! 作者の大串ゆうじさんは、昭和レトロな特撮映画や商店街、ちょっと怪しげな看板などの世界観を描くのが大得意な作家さんです。 絵本に出てくるお部屋や街並みの背景をよーく見ると、大人が「懐かしい!」と思わずニヤリとしてしまうようなパロディ看板や細かい小物がたくさん隠されています。ストーリーを追うだけでなく、背景の「昭和っぽさ」をパパ目線で探しながら読むと、面白さがさらに倍増しますよ。




