くろくんとなぞのおばけ|作品紹介
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くろくんとなぞのおばけ|実際に読んだ感想とレビュー
おばけの正体が気になる楽しい物語
『くろくんとなぞのおばけ』は、なかやみわ先生による人気シリーズ「くれよんのくろくん」の一冊です。
このシリーズは、クレヨンたちがまるで人間のように考え、話し、協力しながらさまざまな出来事を乗り越えていく物語で、多くの子どもたちに親しまれています。
クレヨンという身近な文房具が主人公になっているため、小さな子どもでも親近感を持ちやすく、自然と物語の世界に入り込むことができます。
このシリーズの魅力は、普通なら机の上や箱の中で静かにしているクレヨンたちに個性や感情が与えられているところです。
赤や青、黄色など、それぞれの色がまるで友達のように登場し、自分たちの意思を持って行動します。さらに、かわいらしい顔が描かれたクレヨンたちがちょこまかと動き回る姿はとても愛らしく、子どもたちが夢中になるのも納得です。
我が家でもこのシリーズは人気があり、読み聞かせをすると子どもたちは毎回「かわいい!」と言いながら楽しそうに聞いています。
クレヨンという身近な存在だからこそ感情移入しやすく、「この色が好き」「この子かわいい」と会話が広がるのも魅力です。読み終わった後には、実際のクレヨンを見ながら物語を思い出していることもあります。
今回の『くろくんとなぞのおばけ』は、タイトルを見ると少しドキドキする内容を想像するかもしれません。
「なぞのおばけ」という言葉にはどこか不思議で意味深な響きがあります。しかし、実際には怖い話ではなく、小さな子どもでも安心して楽しめる内容になっています。
おばけが苦手なお子さんでも心配する必要はなく、むしろワクワクしながら読み進められる作品です。達也くん自身も「え?謎のおばけって何?」とワクワクしながら読み聞かせしていました。
物語では、クレヨンたちの周りで不思議な出来事が起こります。気が付くとクレヨンたちが一色ずつ姿を消していき、「いったい何が起きているの?」という謎が読者の興味を引きつけます。
子どもたちも「次はどうなるの?」「誰がいなくなっちゃうの?」と考えながら読み進めることができるため、最後まで飽きることがありません。
また、このシリーズは単なる謎解きだけでなく、仲間を思いやる気持ちや協力することの大切さも自然に描かれています。説教くささはなく、物語を楽しんでいるうちに優しさや友情について考えられるのが魅力です。
なかやみわ先生らしい温かい世界観が全体を包み込んでおり、読後にはほっとした気持ちになります。
『くろくんとなぞのおばけ』は、かわいいキャラクターと楽しいミステリー要素が見事に組み合わさった絵本です。シリーズを初めて読むお子さんにもおすすめできますし、すでに「くれよんのくろくん」が好きなお子さんならさらに楽しめるでしょう。
かわいらしいクレヨンたちと一緒に、不思議で楽しい冒険を味わえる素敵な一冊です。

くろくんとなぞのおばけ。この作品はイラストがゴタゴタしていないシンプルな作りなので、集中して見やすいから幼児期から受け入れやすいと思います。

幼稚園でもクレヨンを使ってるから親しみがあるっ。ポキポキ折ってごめんなさい!
達也の深読み!
なぜ「くろくん(黒)」が主人公なの?誕生に隠された優しい理由 子どもたちがクレヨンでお絵描きをするとき、実は「黒」って敬遠されがちだったり、最後に余ってしまったりすることが多い色なんです。作者のなかやみわ先生は、そんな「ちょっと地味に見える黒色のくれよんにも、絶対に他にはない素敵な役割があるんだよ」というメッセージを伝えたくて、くろくんを主人公に選んだそうです。 このバックボーンを知ってから読むと、くろくんが仲間たちのために奮闘する姿がより愛おしく感じられますよね。
ミステリー仕立ての展開が、子どもの「記憶力・推理力」を刺激する! 今回の『くろくんとなぞのおばけ』は、仲間が「一色ずつ消えていく」という、ちょっとしたミステリー(謎解き)の構成になっています。 幼児期の子どもにとって、「さっきまで何色がいて、次に消えたのは何色か?」を思い出すことは、脳のワーキングメモリ(短期記憶)や推理力をフル活用する素晴らしい脳トレになります。ただ可愛いだけでなく、知育の面でもかなり優秀なストーリー展開なんです。





