ありがとうのうたをうたえば|作品紹介
- 作:マイケル・モーパーゴ
- 絵:エミリー・グラヴェット
- 訳:杉田七重
- 出版社:小学館
- 対象年齢:全年齢
- 発売日:2021年10月
- ページ数:32P
- 幼児向け読み聞かせ絵本
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ありがとうのうたをうたえば|実際に読んだ感想とレビュー
「ありがとう」の大切さを伝える心温まる物語
『ありがとうのうたをうたえば』は、そのタイトルが示す通り、「ありがとう」という気持ちを歌に乗せて広げていく、明るく楽しい絵本です。ページを開くと、動物たちが音楽に合わせて歌ったり踊ったりしながら、幸せな時間を分かち合う様子が描かれています。
この絵本を読んでいると、まるで楽しい音楽が聞こえてくるような気分になります。動物たちはみんな生き生きとしていて、歌い、踊り、笑顔を見せながら物語を彩ります。その楽しそうな姿を見ているだけで、自然と心が軽くなり、こちらまで笑顔になってしまいます。
読み聞かせにおいて、こうした明るい雰囲気の作品はとても魅力的です。子どもたちは楽しいものに素直に反応します。動物たちがワイワイと盛り上がっている様子を見ていると、物語の世界に入り込み、一緒に歌ったり体を揺らしたりしたくなるかもしれません。
特に小さなお子さんは、リズムや繰り返しのある言葉が大好きです。この絵本には、そんな子どもたちの心を弾ませる要素がたくさん詰まっています。ただ物語を聞くだけではなく、親子で一緒に楽しむ時間を作ってくれる作品と言えるでしょう。
また、この絵本の魅力は「ありがとう」という言葉が持つ温かさにもあります。日常の中で何気なく使う言葉ですが、改めて考えてみると、人を笑顔にしたり、優しい気持ちにしたりする不思議な力があります。
動物たちが楽しそうに歌いながら過ごす姿を見ていると、感謝の気持ちは特別なものではなく、日々の暮らしの中に自然と存在しているものなのだと感じられます。そして、その気持ちが周りへ広がることで、みんなが少しずつ幸せになっていく。そんな温かなメッセージが込められているように思いました。
エミリー・グラヴェットさんのイラストも見どころのひとつです。表情豊かな動物たちはどのページでも躍動感があり、歌声や笑い声が聞こえてきそうなほど生き生きと描かれています。細かな仕草や表情にもユーモアがあり、絵を眺めているだけでも十分に楽しめます。
子どもたちはもちろんですが、大人にとっても心がほぐれる作品です。忙しい毎日の中では、つい真面目な顔や疲れた表情になってしまうこともあります。しかし、この絵本を読んでいると、笑顔でいることや楽しい気持ちを分かち合うことの大切さを思い出させてくれます。
暗い顔をしているよりも、笑顔で過ごしている方が周りも自分も幸せになれる。そんなシンプルだけれど大切なことを、動物たちの歌とダンスを通して優しく伝えてくれる一冊です。
親子で声に出して楽しみながら読める、元気いっぱいの読み聞かせ絵本。読後にはきっと、自然と笑顔になり、「ありがとう」と言いたくなる素敵な作品です。

読み聞かせ絵本のなかでは比較的楽しい感じの絵本だと思ってます。子どもたちが夢中で読んで見て聴いてくれる絵本ではないでしょうか。
「ありがとう」があふれる親子で読みたい感謝の物語。感謝する心を育てる優しい絵本。

たのしいえほんがすきっ!
達也の深読み!
絵の「エミリー・グラヴェット」さんは、2度も最高賞に輝いた天才画家! 画家のエミリー・グラヴェットさんは、イギリスで最も権威のある絵本賞「ケイト・グリーナウェイ賞」を2度も受賞している天才アーティストです。 彼女の描く動物たちは、リアルなデッサン力をベースにしながらも、コミカルで表情がものすごく豊か。どのページを開いても動物たちが今にも画面から飛び出して踊り出しそうな躍動感に満ちており、達也くんが思う「読んで見て聴いて、夢中になれる」というポイントの最大の理由になっています。
「ありがとう」を言葉ではなく「歌とダンス」で伝えることの素晴らしさ 「ありがとうと言いなさい」と子どもに教えるのは少し説教臭くなりがちですが、この絵本は「ありがとうの気持ちって、こんなに楽しくて周りをハッピーにするんだよ!」と、歌とダンス(=楽しいエンタメ)として見せてくれます。 道徳的な押し付けを一切せず、子どもたちが「楽しいから真似したい!」という気持ちを芽生えさせる本じゃないかと達也くんは思います。





