あめのひえんそく|読んだ本の紹介・レビュー【55冊目】【絵本】

4.0

あめのひえんそく|作品紹介

  • 作:まつおりかこ
  • 絵:まつおりかこ
  • 出版社:岩崎書店
  • 対象年齢:3歳以上向け
  • 発売日:2014/9
  • ページ数:32P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本

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あめのひえんそく|実際に読んだ感想とレビュー

雨の日も楽しい!お弁当と遠足にワクワクする一冊

『あめのひえんそく』は、楽しみにしていた遠足が雨で中止になってしまったクマの親子を描いた、心温まる絵本です。

子どもにとって遠足は特別なイベントのひとつ。それだけに、当日の朝に雨が降っていると本当にがっかりしてしまいます。この作品は、そんな子どもたちの気持ちに優しく寄り添ってくれる一冊です。

物語の主人公は、遠足の日を心待ちにしていたこぐまちゃん。お弁当を持ってお出かけする日をずっと楽しみにしていたのに、当日はあいにくの雨。幼稚園から遠足中止の知らせが届き、こぐまちゃんは大ショックを受けます。

「いやだ、いやだ!」

楽しみにしていた分だけ悲しさも大きく、こぐまちゃんはなかなか気持ちを切り替えることができません。この姿はとてもリアルで、小さな子どもを育てている方なら「うちの子もきっとこうなるなあ」と共感できるのではないでしょうか。

そんなこぐまちゃんを見て、お母さんはある素敵なアイデアを思いつきます。それは、家の中で遠足をすること。お部屋を探検したり、お弁当を楽しんだり、まるで本当に遠足に来たような気分を味わえる工夫がたくさん登場します。

この絵本の魅力は、ただ残念な出来事を乗り越えるだけではなく、「見方を変えれば楽しいことは作れる」という前向きなメッセージが込められているところです。予定通りにいかないことは誰にでもありますが、その中でも楽しみを見つける力の大切さを自然と教えてくれます。

また、お母さんの対応がとても素敵です。無理に我慢させたり、悲しい気持ちを否定したりするのではなく、まずはこぐまちゃんの気持ちを受け止め、そのうえで楽しい提案をしてくれます。親として見習いたくなるような優しさが描かれていて、読んでいてほっこりした気持ちになりました。

まつおりかこさんのイラストも作品の雰囲気によく合っています。柔らかな色使いと温かみのある絵柄が、親子の優しい時間をより魅力的に表現しています。雨の日の少し寂しい空気や、おうち遠足が始まった時のワクワク感も丁寧に描かれていて、ページをめくるたびに心が和みます。

遠足が中止になるという出来事は子どもにとって大きな悲しみですが、この絵本を読むと「雨の日も悪くないかもしれない」と思えてきます。親子で読むのはもちろん、雨の日の読み聞かせにもぴったりな作品です。

優しいお話と温かなイラストに包まれながら、家族の愛情や前向きな気持ちの大切さを感じられる一冊。読み終えた後には、きっと親子で笑顔になれる素敵な絵本です。

達也
達也

達也くんの子もよく幼稚園の時とか大事なイベントが雨で潰れた事が…気持ちはわかります。しかも家の中でお店屋さんごっことかイベント先を真似て同じ事をやった事があります。

こういう本で事前に「大事なイベントが雨で潰れてしまった時の対処方法」みたいな感じで読み聞かせによる予習をしておいてもいいかもしれません。

たーちゃん
たーちゃん

あめだったらイヤだな~って思ったよ!

達也の深読み!

「おうちイベント」は子どもの心を育てる! 達也くんが「家の中でお店屋さんごっことかイベント先を真似てやった」と書きましたが、子どもにとっては遊びの幅が必要です。「雨だから遊べない」「雨でも遊べる」という考え方に変えるのが達也くんは重要だと思っています。楽しみな予定が潰れたとき、ただ我慢させるのではなく、お家の中で代替案を楽しめるように導くことは、「がっかりな状況でも、工夫次第で楽しくできる」というプラス発想を持った子供に成長してくれるんじゃないかと達也くんは思います。

ちなみに、雨の日で遠足や旅行などのイベントがつぶれた時に「わたし雨女やから」とか「おれ雨男やねん」とか誰が言い出したんでしょうね?「ただの人間が天候を操れるわけないだろう?(笑)」と思いつつ、定例パターンを聞くのってそろそろ飽きてるんですけど(笑)

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