おいていかないで|作品紹介
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おいていかないで|実際に読んだ感想とレビュー
子どもの不安な気持ちに寄り添う心あたたまる物語
『おいていかないで』は、兄妹の何気ない日常を温かく、そしてユーモラスに描いた絵本です。兄弟姉妹がいるご家庭なら、「あるある!」と思わず共感してしまう場面がたくさん詰まっています。
物語の主人公は、お兄ちゃんと小さな妹。お兄ちゃんは友達と外で思い切り遊びたい年頃ですが、妹はいつでもお兄ちゃんと一緒にいたいと思っています。そのため、お兄ちゃんは妹を寝かしつけたり、気づかれないようにしたりと、さまざまな作戦を考えます。しかし、妹はなかなか手ごわく、お兄ちゃんの思い通りにはいきません。
そして、お兄ちゃんがこっそり出かけようとすると、妹の「おいていかないで!」という切実な声が飛んできます。この一言に、妹のお兄ちゃんへの大好きな気持ちがぎゅっと詰まっていて、とても微笑ましく感じられます。
この絵本の魅力は、兄妹の関係がとても自然に描かれていることです。お兄ちゃんからすると、「少しだけ自由に遊びたい」という気持ちがあり、妹からすると「お兄ちゃんと一緒がいい」という気持ちがあります。どちらも子どもらしく、とても理解できる感情です。そのため、読んでいると登場人物のどちらにも共感できるのが面白いところです。
また、林明子さんの優しい絵も作品の大きな魅力です。子どもたちの表情やしぐさが生き生きと描かれており、言葉だけでは伝わらない感情までしっかり伝わってきます。特に妹がお兄ちゃんを追いかける場面や、お兄ちゃんが困った表情を見せる場面はとても印象的で、思わず笑みがこぼれます。
兄弟姉妹のいる家庭では、「うちもこんな感じ!」と親子で盛り上がれるかもしれません。一人っ子のお子さんにとっても、兄妹のやり取りを通して家族の温かさや子ども同士の関係を感じられる作品です。
派手な出来事が起こるわけではありませんが、だからこそ日常の中にある幸せや兄妹の絆がしっかり伝わってきます。読んでいると、お兄ちゃんの気持ちも妹の気持ちも愛おしくなり、家族の温かさを改めて感じられる一冊です。
達也くん的には兄妹のいる家庭、居ない家庭問わず一読頂きたい絵本です。弟や妹が欲しくなるかもしれませんよ?
子どもたちの何気ないやり取りに思わず笑い、読み終えたあとには心がほっこり温かくなることでしょう。まさに「兄妹あるある」がたっぷり詰まった、親子で楽しめる素敵な作品です。

「おいていかないで」この一言でなんだか全部わかるような感じがします。兄妹で年が離れていてひとりにされたら「おいていかないで!」ってなりますね。
お兄ちゃんが一人で遊びたい気持ちもわかります。同年代だったらちょっと違ったのかもしれませんが…

ぼくもおねえちゃんがたくさんあそんでくれるけど、いないときとか、ならいごとのときはさみしい





