おかしのまちのおかしなはなし|読んだ本の紹介・レビュー【44冊目】【絵本】

4.0

おかしのまちのおかしなはなし|作品紹介

  • 作:いわさきさとこ
  • 絵:いわさきさとこ
  • 出版社:フレーベル館
  • 対象年齢:3歳以上向け
  • 発売日:2023/1
  • ページ数:32P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本

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おかしのまちのおかしなはなし|実際に読んだ感想とレビュー

違いを認め合う大切さを伝える人気絵本

『おかしのまちのおかしなはなし』は、いわさきさとこさんによる、ユーモアと想像力にあふれたお菓子の世界を舞台にした絵本です。

舞台となる「おかしのまち」は、建物や道といった街のすべてが文字どおりお菓子でできており、そこに暮らす登場人物たちもまたお菓子そのものという、“お菓子尽くし”の世界観が広がっています。ページを開いた瞬間から、甘く楽しい非日常の世界へと引き込まれます。

物語では、和菓子と洋菓子の間に生まれた対立が描かれます。どちらが優れているのかという小さなすれ違いが、まち全体の雰囲気にも影響を与えていく中、そこへ引っ越してきた主人公が偶然その問題の渦中に巻き込まれてしまいます。

しかし物語は決して重くはならず、主人公がそれぞれの立場に寄り添いながら、少しずつ関係をほどいていくことで、やさしく調和へと向かっていきます。

対立を煽るのではなく、それぞれの良さを認め合う形でまとまっていくため、小さな子どもでも安心して楽しめる平和なストーリーになっています。

また本作の大きな魅力は、ビジュアルの楽しさと発想の自由さにあります。クッキーの家やキャンディの街灯など、すべてがお菓子で構成された街並みは、細部まで想像力が詰まっており、見ているだけでワクワクする世界です。

登場するキャラクターたちもそれぞれのお菓子の特徴を生かしたデザインになっていて、物語を読み進める楽しさと同時に、ページをじっくり眺める楽しさもあります。

さらに本作は、「第11回武井武雄記念 日本童画大賞 絵本部門大賞受賞作品」という高い評価を受けており、その完成度の高さがうかがえます。単なるアイデアの面白さにとどまらず、物語構成や世界観の作り込みにも説得力があり、受賞作ならではの丁寧な仕上がりを感じさせます。

達也くんとしては『おかしのまちのおかしなはなし』は、甘く楽しい世界観の中に、対立と調和というテーマをやさしく織り込みながら、子どもから大人まで幅広く楽しめる絵本です。読み聞かせにも適しており、安心感と楽しさを兼ね備えた一冊となっています。

達也
達也

第11回武井武雄記念 日本童画大賞 絵本部門大賞受賞作。という肩書がある作家さん。何かしらの賞を取られるって事はそれくらいの才能があるって事です。

その賞とはまず切り離しても作品として良い絵本です。

お菓子の話なので終始平和で安心して読み聞かせできるのが良いです。建物から何から何までお菓子というのがステキ。

この絵本を読み聞かせしていたら美的感覚とか磨かれるんじゃないですかね?

たーちゃん
たーちゃん

おかし食べたくなっちゃいます・・・

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