めっきらもっきらどおんどん|読んだ本の紹介・レビュー【30冊目】【絵本】

4.0

めっきらもっきらどおんどん|作品紹介

  • 作:長谷川摂子
  • 絵:降矢なな(ふりやなな)
  • 出版社:福音館書店
  • 対象年齢:3歳以上
  • 発売日: 1990/3/15
  • ページ数:32P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本

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めっきらもっきらどおんどん|実際に読んだ感想とレビュー

子どもが夢中になる不思議な冒険

『めっきらもっきらどおんどん』は、一度聞いたら忘れられない不思議なタイトルが印象的な絵本です。

初めて目にしたとき、「めっきらもっきらどおんどんって何だろう?」と気になってしまう人も多いのではないでしょうか。まるで呪文のような響きで、物語への期待感を高めてくれます。

主人公は、友達と遊びたかった男の子。ところが、遊び相手を探しても誰も見つかりません。思うようにいかない状況に少しイライラしてしまった主人公は、ふと不思議な言葉を口にします。それが「めっきらもっきらどおんどん」です。

すると突然、男の子は見知らぬ不思議な世界へと引き込まれてしまいます。そこには現実では考えられないような景色が広がり、さらに妖怪のような不思議な三人組が現れます。この三人組がまた個性的で、どこか怖そうなのに憎めない存在として描かれているのが魅力です。

三人組は男の子を気に入り、遊び相手になることを求めます。男の子も最初は戸惑いながら、次々と繰り広げられる不思議な遊びを楽しんでいきます。現実では体験できないような出来事が続き、読んでいる子どもたちも一緒に冒険しているような気分になれるでしょう。

しかし、どれだけ楽しい時間を過ごしていても、男の子の心には少しずつ変化が生まれます。ふと家のことを思い出し、お母さんに会いたくなってしまうのです。そして思わず「おかあさーん!」と叫んだ瞬間、物語は大きく動き出します。

この場面は、小さな子どもたちにとって特に共感しやすい部分かもしれません。どんなに楽しい場所でも、最後には安心できる家や家族の存在が恋しくなる。そんな子どもの素直な気持ちが丁寧に描かれています。

降矢ななさんのイラストも本作の大きな魅力です。不思議な世界の様子や個性的な三人組が生き生きと描かれており、少し怖いようでいてどこか温かみも感じられます。幻想的な雰囲気が物語の世界観をより豊かにしてくれています。

達也くん的に『めっきらもっきらどおんどん』は、子どもならではの想像力と冒険心が詰まった作品です。不思議な世界での体験にワクワクしながらも、最後には家族の温かさや安心感を感じられる物語になっています。長く愛され続けている理由がよくわかる、名作絵本の一冊です。

達也
達也

「めっきらもっきらどおんどん」一回言うとちょっと気持ちいいフレーズに思えてきてgood!本編も内容として面白いです!

不思議体験系の話なので子どもに読み聞かせするのに良い作品です。ただ、3歳以上じゃないとお話が分かんないと思います。

たーちゃん
たーちゃん

最初めっきらもっきらって言えなかったよ!

達也の深読み!

最後にお母さんを呼ぶことで「現実の安心感」に戻ってくる お話のクライマックスで、「おかあさーん!」と叫ぶことで元の世界に戻ってきます。 児童文学では『かいじゅうたちのいるところ』などにも見られる王道の構成ですが、「思いきり不思議な世界でハジけたあと、最後は絶対に安全な『お母さん(家)』に着地する」という安心感があるからこそ、子どもは怖がることなく、何度でも「もう一回異世界に遊びに行きたい!」とリピートを要求してくるんだと達也くんは思います。

それを考えると宮崎駿監督の作品、「千と千尋の神隠し」が爆発的なヒットを飛ばしたのも似たような原理があったから?という事に…繋がらないか?!

「めっきらもっきらどおんどん」ってぶっちゃけ意味無いと思うんです。でもなんかこの絵本作品としてはしっくりくるというか、ぴったり当てはまってるような感覚がします。そういう所も含めて凄い作品なんだなって達也くんは思います。

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