であえてほんとうによかった|作品紹介
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であえてほんとうによかった|実際に読んだ感想とレビュー
『であえてほんとうによかった』は、宮西達也(みやにしたつや)さんの人気恐竜シリーズで感動とドラマが詰まった一冊です。
対象年齢は恐らく3歳以上であれば理解できると思いますが、物語のボリュームはかなりあり、読み応えのある作品になっています。
まず感じたのは文章量の多さです。絵本としては比較的長めで、1ページごとにしっかり物語が描かれています。そのため、読み聞かせをする側は少し覚悟が必要かもしれません。
特に恐竜が好きなお子さんの場合、最後まで夢中になって聞いてくれる可能性が高く、読み終わった瞬間に「もう一回読んで!」と言われることも十分ありそうです。現に達也くんの子どもがこの本を借りると10往復は要求してきます(笑)
物語は、ティラノサウルスが子どものスピノサウルスを見つけるところから始まります。最初は獲物として近づくティラノサウルスですが、そこで予想外の出来事が発生します。
突然の巨大地震によって大地が裂け、2頭がいた場所は周囲から切り離されてしまいます。そして、その土地はまるで島のようになって海へ流されていくのです。
ここから物語は大きく動き始めます。食べる側と食べられる側という関係だった2頭が、極限状態の中で時間を共に過ごすことになります。孤立した環境の中で互いを知り、少しずつ関係が変化していく様子は、宮西達也さんの作品ならではの魅力です。
恐竜が登場するため迫力のある冒険物語として楽しめる一方で、テーマとして描かれているのは友情や思いやり、そして相手を理解することの大切さです。見た目や立場だけではわからない優しさや絆が描かれており、大人が読んでも心を動かされます。
また、本作はハラハラする展開が続くため、子どもたちも自然と物語に引き込まれます。「この後どうなるの?」「無事に帰れるの?」と先が気になり、最後まで集中して聞くことができるでしょう。そして読み終わった後には、タイトルの意味がより深く心に残ります。
宮西達也さんの作品は、恐竜絵本でありながら感情描写がとても丁寧です。本作も単なる冒険物語ではなく、「出会い」が持つ意味や価値について考えさせてくれる内容になっています。
『であえてほんとうによかった』は、恐竜好きのお子さんはもちろん、親子で感動できる絵本を探している方にもおすすめです。文章量は多めですが、その分だけ物語の満足感も大きく、読み終えた後にはタイトルの言葉がじんわりと胸に響く一冊です。

子どもに読み聞かせしたら恐竜好きだからか気に入って何度も読み聞かせをせがまれました。
恐竜関係めっちゃ好きなんで。やっぱり恐竜は子供ウケはいいですね。
基本的に泣ける絵本なんです。
ただ個人的には達也くん…自己犠牲系が苦手なのです。この作品は自己犠牲色が強いので、自己犠牲を美化する人生を子どもに送らせたく無い人には読み聞かせを控えた方がいいかもしれない。
物語としてはいつもそうですが「大切な人のために」というような崇高なものはありますけども…

恐竜の話だと何でもイイッ
達也の深読み!
累計数百万部!絵本界の超大ヒット「ティラノサウルスシリーズ」の1冊 本作は、宮西達也さんの代名詞とも言えるポプラ社の「ティラノサウルスシリーズ」の作品です。 シリーズ第1作目の『おまえうまそうだな』をはじめ、このシリーズは「乱暴で孤独なティラノサウルスが、誰かとの出会いによって愛や優しさを知る」という共通のテーマを持っています。世界中で翻訳され、映画化もされるほどの超人気シリーズなので、「恐竜好きの子どもなら確実にハマる鉄板シリーズ」として太鼓判を押せます。
ただ、「自己犠牲を美化する人生を子どもに送らせたく無い人には読み聞かせを控えた方がいいかもしれない。」という言葉を前文で書いてますが、すごく考えさせられる点です。
宮西達也さんの恐竜シリーズは、ハッピーエンドばかりではなく、時に切ない別れや、大切な人のために自分を投げ出す「自己犠牲」が描かれるのが大きな特徴。そこが支持されての人気もあると思うんですが、自己犠牲の果てに何があるんでしょう…?達也くんは結構そこ考えて子育てしています。






