ゾウの森とポテトチップス|作品紹介
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ゾウの森とポテトチップス|実際に読んだ感想とレビュー
子どもと考えたい環境問題の絵本
『ゾウの森とポテトチップス』は、タイトルを見ただけでは内容がまったく想像できない不思議な絵本です。
達也くんが最初に見かけたとき、「ゾウとポテトチップスってどういう組み合わせ?」と思いました。動物の話なのか、それとも食べ物の話なのか見当もつかず、むしろその意外性に惹かれて手に取った一冊です。
本書は写真絵本で、舞台となるのは東南アジアにあるボルネオ島です。実際の写真を使いながら、そこに暮らすゾウたちの様子や自然環境について紹介していきます。
写真が中心なので説得力があり、まるで現地を訪れているかのような感覚で読み進めることができます。
読み始めた当初は、タイトルにあるポテトチップスとの関係がなかなか見えてきません。しかしページをめくるごとに少しずつ話がつながり、「なるほど、そういうことだったのか!」と気付かされます。この展開がとても上手で、大人でも思わず引き込まれてしまいました。
物語を通して見えてくるのは、ゾウたちの暮らしと私たちの日常生活との意外なつながりです。普段何気なく食べているお菓子や身近な商品の背景には、遠く離れた国の自然環境や動物たちの生活が関わっていることがあります。本書はそのことを子どもにもわかりやすく伝えてくれます。
環境問題を扱った作品というと難しい印象を持つかもしれませんが、この絵本は決して説教くさい内容ではありません。
まずはゾウの暮らしやボルネオ島の自然の豊かさに触れ、その中で自然と環境について考えられる構成になっています。そのため、小さな子どもでも無理なく読むことができます。
最近はSDGsという言葉を耳にする機会が増えましたが、幼い子どもにいきなり難しい話をする必要はないと思います。まずは「動物がどんな場所で暮らしているのか」「森がなくなるとどうなるのか」といった身近な疑問を持つことが大切ではないでしょうか。本書はそんな最初の一歩としてぴったりの作品だと感じました。
また、写真絵本ならではの魅力として、本物の動物や自然の姿を見られる点もあります。イラストとは違う迫力があり、図鑑が好きなお子さんや動物好きのお子さんにもおすすめです。
『ゾウの森とポテトチップス』は、ゾウの暮らしを知るだけでなく、私たちの生活と自然環境とのつながりについても考えさせてくれる一冊です。
タイトルの意味がわかったときの発見も楽しく、親子で一緒に読んでさまざまな話題を広げられる絵本だと思います。

環境問題がテーマの本で読み聞かせとしては幼少期からでもいけると思いますが、小学生からじゃないと理解できないかもしれない?
小学校の社会科の授業とかで環境問題が議論されたりすることがありますが、こういった森林に関する話とかSDGs的なネタになってくると、小4以降くらいの話になるかな?
達也の深読み!
なぜポテトチップス? ゾウの森を奪う「アブラヤシ」の正体 タイトルにあるポテトチップスとゾウの最大の繋がりは、「パーム油(植物油)」です。ポテトチップスをサクサクに揚げるために大量に使われているこの油は、ボルネオ島などの熱帯雨林を切り開いて作られた「アブラヤシの農園(プランテーション)」から採られています。 私たちが何気なく食べているおやつが、実は遠い国のゾウの住処(森)を減らす原因になっているというこの「身近な食との繋がり」こそが、本作が世界中で高く評価されているポイントです。
小学4年生〜6年生の「社会科」や「総合的な学習の時間」では、「地球温暖化」「外国の環境と日本の暮らしの繋がり」「SDGs」を本格的に学びます。知育・教育的に必要な学習本ではないかと達也くんは思っています。
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