10ぴきのかえるはじめてのキャンプ|作品紹介
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10ぴきのかえるはじめてのキャンプ|実際に読んだ感想とレビュー
「10ぴきのかえる はじめてのキャンプ」は、相変わらず楽しい「10ぴきのかえる」シリーズの一冊です( *´艸`)
このシリーズ、何冊か読んできましたが、10匹のカエルたちがとにかく元気で面白い。シリーズのどの巻も単独で完結しているので途中から読んでも大丈夫です。
みんなでワチャワチャしながら遊んだり、何かに挑戦したり、とにかく楽しそうに動き回るのが特徴です。
今回の舞台はタイトルにもある通り「キャンプ」。
10匹のカエルたちは、まず「キャンプって何だろう?」というところから始めます。
いきなり道具を持って出かけるのではなく、図書館でキャンプについて調べて、「キャンプをやってみたい!」となるんですね。
ここがちょっと面白いところ。子どもって「やってみたい!」と思ったらすぐ行動したがるものですが、カエルたちはちゃんと調べてから準備を始めます。
キャンプに必要なものを用意して、準備ができたらいよいよキャンプ場へ。ここからは10匹のカエルたちによる、楽しいキャンプの始まりです。
キャンプ場では薪を集めたり、テントを張ったり、ごはんを用意したり。
普段の公園遊びとは違って、自分たちでいろいろな準備をしながら過ごすので、「キャンプってこういうことをするんだな」というのも自然と分かる内容になっています。
そして、キャンプといえばやっぱり夜。明かりをつけて過ごしていると、その明かりに誘われて虫たちも集まってきます。
気がつけばカエルだけではなく、虫たちも加わって大騒ぎ。10匹もいるだけで十分にぎやかなのに、さらに虫まで参加してくるんだから、そりゃもう大変です( *´艸`)
でも、この「みんなでワイワイ楽しんでいる感じ」が、このシリーズの魅力。10匹のカエルたちを見ていると、誰か一人だけが主人公というより、みんながそれぞれ楽しんでいるように感じます。
笑っているカエルがいたり、驚いているカエルがいたり、何かを一生懸命やっているカエルがいたり。
同じ場面でも、それぞれ違った表情や動きをしているので、絵をじっくり見るのも面白い。子どもと一緒に読むなら、「このカエル何してる?」なんて探しながら読むのも楽しそうです。
そして楽しいキャンプが終わったあとは、みんなでテントの中へ。たっぷり遊んだので、最後はぐっすり眠って、楽しい夢を見るのでした。
怖い話やちょっとドキドキする絵本も、それはそれで子どもには人気がありますが、「10ぴきのかえる」シリーズは基本的に読んでいて楽しい。
カエルたちが何をしていても、なんとなく楽しそうに見えるんですよね。しかもキャラクターがかわいいので、子どもが何度も読みたがるのも分かります。
達也くんの家ではこのシリーズ、1回読むと2~3回は確実に読み聞かせをリピートさせられます。
親としては「また10匹のカエルか!」となりつつも、子どもが気に入った絵本なら何度でも読んであげたくなるもの。そして、この作品を読んでいると、キャンプそのものにも興味を持つきっかけになりそうです。
キャンプに興味を持ち始めた子どもにも、シリーズが好きな子どもにもおすすめです。

この10ぴきのかえるシリーズを読んでるとキャラクターが可愛く思えてくるし、親しみやすいのがわかります

キャラクターのかえるがかわいいっ
達也の深読み!
『10ぴきのかえるはじめてのキャンプ』「図書館で調べる」行動に見る、知的好奇心と探究学習のプロセス 思いつきですぐ飛び出すのではなく、「図書館で調べて知識を得てから行動する」というステップは、子どもの主体的な学びのプロセスそのものです。
子どもは「楽しそう!」という興味から出発し、自ら調べることで準備や計画の大切さを学んでいきます。単なる思いつきの冒険ではなく、「知ること」でワクワクを何倍にも膨らませるカエルたちの姿は、子どもの知的好奇心や探究心を自然と刺激してくれます。
間所ひさこさんは「第13回野間児童文芸賞推奨作品賞」受賞者でもあります。




