10ぴきのかえるのピクニック|作品紹介
- 作:間所ひさこ(まどころひさこ)
- 絵:仲川道子(なかがわみちこ)
- 出版社:PHP研究所
- 対象年齢:
- 発売日:2006/3
- ページ数:32P
- 幼児向け読み聞かせ絵本
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10ぴきのかえるのピクニック|実際に読んだ感想とレビュー
ネズミを助ける10匹のカエルの冒険
「10ぴきのかえるのピクニック」は、毎回何かしらのトラブルに巻き込まれる10匹のカエルたちが、今回も困っている仲間を助けるお話です( *´艸`)
10ぴきのかえるシリーズはそれぞれ単独で話が完結しているので、どの話から読んでも楽しめます!
今回、10匹のカエルたちがピクニックを楽しんでいると、ケガをしたネズミの子どもに出会います。
せっかくの楽しいピクニック中ですが、困っているネズミを放っておくわけにはいきません。みんなで面倒を見ながら一緒にお弁当を食べ、しばらく楽しい時間を過ごします。
そして、ネズミの子どもが家族とはぐれてしまったことを知った10匹のカエルたちは、家族のもとへ帰してあげることに。
どこから来たのかを聞きながら、ネズミの家族を探して進んでいきます。ところが、やっぱりこのシリーズ。すんなり目的地に到着するわけがなく・・・
道中で今度はヘビに襲われるという大ピンチ。10匹のカエルたちは何とか逃げ切り、命からがら先へ進んでいきます。そしてようやくたどり着いた場所は、ネズミの家の近く。ネズミの家族とは無事に合流できたのだろうか?!
毎回のように何かに襲われたり、トラブルに巻き込まれたりする10匹のカエルたちですが、それでも困っている相手を助けるところがいいですね。
ただ騒がしく遊んでいるだけではなく、ちゃんと仲間を助けたり、一緒に行動したりするので、10匹のカエルたちの楽しそうな雰囲気だけでなく、優しさも感じられます。
そして、この絵本で個人的に「すごいな」と思ったのが絵。
ページの隅々までしっかり描き込まれていて、登場するキャラクターたちの動きにも躍動感があります。10匹もカエルがいるので、ただ全員を並べて描いているわけではなく、それぞれが違った動きをしているんですよね。
逃げている場面なら、必死に走っているカエルがいたり、驚いているカエルがいたりします。こういう細かな描写があるので、文章を読み終わったあとに絵を眺めているだけでも楽しめます。
キャラクターがちゃんと「生きている」感じがするし「躍動感」というものも感じられる。長年愛されているシリーズ作品なだけはあります。子どもに人気なのも、このあたりに理由があるのかもしれません。
10匹のカエルが登場するので、読み聞かせをしながら「このカエルは何してる?」なんて探してみるのも面白そうです。
達也くんの家でも下の子が「10ぴきのかえる」シリーズにハマっていて、何冊も繰り返し読んでいますが、今回読み聞かせするたびに「あ、この子こんなことしてる!」とか探し始めます。
ストーリー自体も分かりやすく、困っているネズミを助けるという優しいテーマなので、子どもと一緒に読みやすい一冊だと思います。
毎回のように冒険になってしまうあたりが、いかにも「10ぴきのかえる」シリーズらしいです( *´艸`)
楽しいストーリーはもちろん、細部まで描き込まれた絵や、活き活きとしたキャラクターにも注目して読んでほしい絵本。「10ぴきのかえる」シリーズを初めて読む人にもシリーズを通して好きな子にも、おすすめの一冊です。

かえるがだんだん可愛く見えてきますよ~!

どのこもかわいいからすきっ
達也の深読み!
『10ぴきのかえるのピクニック』「種族を超えた助け合い」が育む自然な同理心(共感力)カエルとネズミという異なる生きもの同士が当たり前のように助け合い、お弁当を分け合い、家族のもとへ送り届けようとする姿は子どもにとって最高の思いやりの教材です。
「困っている人がいたら手を差し伸べる」というシンプルな倫理観を、説教くさく提示するのではなく、一緒にピンチ(天敵のヘビ)を乗り越えるドラマを通して描くことで、子どもたちの心に深く、自然な形で「共感」や「思いやり」の種を蒔いてくれます。
「絵の書き込み」が引き出す子ども独自の発見と探究心 文章で語られるメインストーリーの裏で、10匹それぞれが全く異なるリアクションや小芝居を見せている点こそが、この絵本の真骨頂です。1回目はストーリーを追い、2回目以降は「この子はヘビに驚いてコケてる!」「この子はネズミを気遣ってる!」といった絵探し(ウォーリーを探せのような面白さ)に没頭できます。大人が気づかないような画面隅の細かい描き込みを見つける体験は、子どもの観察力や集中力を養うとともに、「自分で発見できた!」という小さな満足感と絵本への深い愛着を生み出します。さすが賞作品を生み出す作家さんだと達也くんはいつも感心してます。





