10+1ぴきのかえる|作品紹介
- 作:間所ひさこ(まどころひさこ)
- 絵:仲川道子(なかがわみちこ)
- 出版社:PHP研究所
- 対象年齢:3歳以上向け
- 発売日:1982/6
- ページ数:32P
- 幼児向け読み聞かせ絵本
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10+1ぴきのかえる|実際に読んだ感想とレビュー
11匹のカエルが大冒険!ナマズから逃げる楽しい絵本
「10+1ぴきのかえる」は、何度か紹介している「10ぴきのかえる」シリーズの一冊です。
我が家ではこのシリーズ、下の子がかなり気に入っているので、今回も図書館で借りてきました。
10匹のカエルが登場する時点で、もう何となく騒がしそうな雰囲気がありますが、実際に読んでみてもやっぱり楽しい。
いつもの10匹のカエルたちが遊んでいるところへ、蓮の葉でできたボートに乗った黄色い女の子のカエルがやってきます。ここでタイトルの「10+1ぴき」の意味が分かるわけですね。
いつもの10匹に、黄色いカエルが1匹加わって11匹。みんなで一緒に遊んでいると、突然ナマズが現れて大騒ぎ。せっかく楽しく遊んでいたのに、今度は逃げなければなりません。
11匹のカエルたちは必死になって逃げますが、そう簡単にはいきません。なんと渦に巻き込まれて、そのまま流されてしまいます。
そして流された先で、カエルたちは別のカエルと出会います。そこで丸太のボートをもらい、さらに先へと進んでいくことに。たどり着いた場所で、黄色いカエルのお母さんと無事に再会。
これで一件落着?!
という感じで、次々とイベントが発生するのでサクサクと進んでいきます。話のテンポ加減として子どもが飽きにくいし読み易い。
特に小さな子ども向けの読み聞かせでは、「説明が長く続く」よりも、「次に何が起こるんだろう?」と思える展開が続くほうが食いつきが良かったりします。
このシリーズで毎回感じるのが、カエルたちの描き方。
10匹のカエルが同じように並んでいるわけではなく、みんながそれぞれ好き勝手に動いているような感じなところも面白い。遊んでいるときも、逃げているときもとにかくワチャワチャ。
キャラクターが「みんなで楽しそうにしている感じ」で絵から伝わってくるのが良い。
10匹もいるからこそ一人ひとりを追って見ていく楽しみもあります。「このカエルは何してるんだ?」と絵を眺めるだけでも面白い。
文章だけを追いかけるのではなく、絵の中にいるカエルたちの動きまで見ていると、さらに楽しめるタイプの絵本だと思います。
そして達也くんの下の子が何度も読み聞かせでリピートしてくるので、子どもの視点からするとよほど面白いんだろなと感じます。
やっぱり子どもからすると、この騒がしくて楽しそうな雰囲気が好きなんでしょう。
こういう絵本を読んでいると、子だくさんの家庭はそれはそれで楽しそうだな~と感じる事があります( *´艸`)
騒がしいのが、このシリーズの魅力なのかもしれません。「10ぴきのかえる」シリーズが好きな子なら、もちろんおすすめ。
初めて読む場合でも、分かりやすいストーリーとテンポの良い展開なので、シリーズを通しで読んでいなくても問題なくそれぞれ単独で楽しめます。11匹のカエルが繰り広げる、にぎやかで楽しい冒険は達也くん的におすすめです( *´艸`)

相変わらずカエルがわちゃわちゃしていますが、そのわちゃわちゃ加減が楽しい絵本です

じっさいのカエルはきらいですっ
達也の深読み!
『10+1ぴきのかえる』「はぐれた親子が再会する」カタルシスと安らぎ 今回の物語の大きなゴールはきいろいカエルがお母さんと無事に再会することです。
子どもにとって「お母さんと離れ離れになること」は最大の恐怖であり、だからこそ「無事にお母さんのもとへ帰れる」という結末は大きなカタルシスを生みます。10匹のカエルたちが誰かの「お家に帰る」手助けをしてあげる優しさと、最後にはしっかりと温かい日常へ戻っていく着地が見事であり、読後に心地よい達成感とホッとする安心感を残してくれます。
読み終わった後に子どもとしても「お母さんに会えて良かった」と安心できる結末が心の成長を促すのではないかと達也くんは思います。





