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わんぱくだんのバスごっこ|読んだ本の紹介・レビュー【175冊目】【絵本】

5.0

わんぱくだんのバスごっこ|作品紹介

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  • 出版社:ひさかたチャイルド
  • 対象年齢:3歳以上向け
  • 発売日:2022/8
  • ページ数:36P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本
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わんぱくだんのバスごっこ|実際に読んだ感想とレビュー

段ボールバスで不思議な冒険!ごっこ遊びが楽しい絵本

「わんぱくだんのバスごっこ」は、子どもたちの大好きな「ごっこ遊び」から、不思議な世界へ入り込んでいくタイプの絵本です。

最近、似たような展開の絵本を読んだな~と思っていたら、思い出しました。

「ぼくはうんてんし」にちょっと似ているんですよね。

こちらの「わんぱくだんのバスごっこ」では、3人の少年少女が段ボールでバスを作って、公園で遊び始めるところから物語がスタートします。

もちろん本物のバスではありません。

3人が入れるくらいの簡単な囲いのような段ボールバスをみんなで持って、公園の中を「バスごっこ」で走り回ります。

子どもの遊びって、こういうところが面白いですよね。

大人から見れば「段ボールを持って走っているだけ」なのに、本人たちにとっては立派なバス運転手。

「出発しまーす!」みたいな感じで全力疾走しているうちに、なんと3人は本物のバスの運転手になってしまいます。

ここから一気に絵本らしい不思議な世界へ。

次々と動物たちがバスに乗り込んできて、3人は動物たちから頼まれた場所へ向かうことになります。

目的地は「はるかやま」。

そこにある大きなイチョウの木に会いに行くのですが、ただ遊びに行くわけではありません。

動物たちは、小さなイチョウの木から預かった手紙を大きなイチョウの木へ届けるために、バスに乗っていたんです。そしてイチョウの木のところへ到着すると、動物たちは手紙を渡します。

するとイチョウの木は大喜び。お礼としてカラダをゆすって、たくさんのイチョウの葉を落としてくれます。

一面に広がるイチョウの葉っぱ。これは子どもなら絶対に遊びたくなるやつです( *´艸`)

黄色いイチョウの絨毯の上で、動物たちと一緒にたっぷり遊びます。こういう「落ち葉で遊ぶ」という経験も、最近はなかなか貴重です。

公園に落ち葉がいっぱいあれば、子どもはその上を歩いたり、集めたり、寝転がったり、とにかく何かしら遊び始めます。絵本の中でも、その楽しさがしっかり描かれています。

ところが、遊び終わってバスで帰ろうとすると、今度はバスが動きません。

段ボールバスなのか、本物のバスなのか、もはやよく分からない状態ですが、困っている3人をイチョウの木が助けてくれます。

大量のイチョウの葉っぱを使って空にかけ橋を作り、なんとバスごと公園へ戻してくれるのです。

ただし、このかけ橋はいつまでも存在しているわけではありません。

イチョウの木から「急いで!」と言われ、3人は大急ぎ。そして気がつくと、3人は元の公園に戻っています。最初と同じように、段ボールで作ったバスに乗っている3人。

まるで全部夢だったような出来事ですが、少女のポケットには一枚のイチョウの葉が残っていました。

こういう終わり方、いいですね~。

「本当に夢だったのかな?」と思わせつつ、手元に残ったイチョウの葉が「いや、もしかしたら本当に行ってきたのかも」と感じさせてくれます。

子どものごっこ遊びから始まって、いつの間にか別の世界へ入り込み、最後には何事もなかったかのように戻ってくる。

タイムスリップというわけではありませんが、現実と空想の境目をふわっと飛び越えてしまうような展開です。

この手の「いつもの遊びをしていたら、不思議な世界に行ってしまった」という展開は、絵本では王道なのかもしれませんね。

子どもがごっこ遊びを好きなのも、もしかするとこういう「想像したものを本物にしてしまう力」があるからなのかも?と達也くんは考えたりします。

そういえば私も以前、自転車に乗っていたら、イタチとネコがむちゃくちゃケンカしながら取っ組み合いをして、そのまま私の自転車の前を横切っていったことがあります。

イタチとネコがケンカしているところなんて初めて見たので、「なんだ今の!?」となりました( *´艸`)その後どうなったのかは知りませんけどね。

現実でも、たまに絵本みたいな「なんじゃこりゃ?」という出来事が起こるものです。

「わんぱくだんのバスごっこ」は、そんな不思議な出来事を子どもの遊びと結びつけて楽しめる一冊。

段ボールひとつあれば、子どもたちの想像力次第でバスにも、冒険の乗り物にもなる。

そんな「ごっこ遊びの楽しさ」を感じられる絵本だと達也くんは思います。楽しい絵本なのは間違いなしっ

達也
達也

夢とか浪漫みたいなものがここには詰まってますっ

たーちゃん
たーちゃん

いせかい?いせかいもの?

達也の深読み!

『わんぱくだんのバスごっこ』は「日常」から「ファンタジー」へシームレスに滑り込む構成 物語が「特別な魔法」や「異世界への扉」から始まるのではなく、ごく普通の公園での「バスごっこ」からぬるっと不思議な世界へつながっていく展開が非常に秀逸です。

公園を走っていたはずが、いつの間にか動物たちの依頼を受け、イチョウの大木を目指す大冒険へ発展していく。境界線を感じさせない演出によって、読者である子どもたちも「自分たちのいつもの日常の延長線上にも、こんな冒険が待っているかもしれない」という心地よい期待感を抱くことができます。

これを読んだ時に達也くんは幼少期のころに秘密基地を作ったり秘密基地周辺の小道から別世界に繋がってるんじゃないか的な妄想をして冒険みたいな事をやってたな~って密かに思い出します。夢が詰まってる作品で個人的に太鼓判を押したい作品です。

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