モモンガのはいたつやさんとミーちゃんへのプレゼント|作品紹介
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モモンガのはいたつやさんとミーちゃんへのプレゼント|実際に読んだ感想とレビュー
トゲジイの謎を解け!
ふくざわゆみこさんの絵本です。
この作者さん、絵柄がかわいいんですよねぇ。そしてお話もやさしくてかわいらしい。
我が家の下の子もふくざわゆみこさんの作品が好きで、図書館へ行くと一目散に作品を探しに行きます。
本棚を見ながら「あった!」と見つけて持ってくる。やるな( *´艸`)
親としても、こうやって自分から読みたい本を探してくれるのはうれしいものです。
今回の「モモンガのはいたつやさんとミーちゃんへのプレゼント」も、そんな我が家では安定して楽しめる作品でした。
主人公は、小さなモモンガの配達屋さん。
ある日、別の配達屋さんであるゴイサギさんから「届け先がわからない手紙があるので助けてほしい」と頼まれます。
手紙は葉っぱでできているのですが、ところどころ虫に食べられてしまっていて、文章が読めなくなっています。
それでも「ミーちゃんへ」と書かれていることは分かった。
そこでモモンガさんは、心当たりがあるので自分が代わりに届けることにします。
こういうところが、なんとも絵本らしくていいですな。
普通なら「宛先が分からないので配達できません」で終わりそうなところを、モモンガさんはちゃんと相手を探して届けようとする。
配達屋さんとして真面目なのはもちろん、人とのつながりを大切にしている感じが伝わってきます。
そしてモモンガさんは、ネズミの兄弟が暮らす家へ。そこにいた末っ子のミーちゃんに手紙と荷物を渡します。ミーちゃんはさっそく荷物を開けてみる。すると、中には手作りのおもちゃが入っていました。
さらに手紙には、「足を怪我してしまったので会えない。会いに来てくれたらうれしい」という内容が書かれています。差出人は「トゲジイ」。ところが、ミーちゃんには心当たりがありません。
お兄ちゃんたちも「トゲジイってだれ?」となる。そりゃそうです(笑)知らない人から突然、手作りのおもちゃと手紙が届いたら気になります。
一体誰が自分にプレゼントを送ってきたのか。物語を読んでいる側も、ここから「トゲジイって誰なんだ?」という疑問が生まれます。そこへ様子を見に来たお母さん。
事情を聞いたお母さんは、トゲジイさんにクッキーを焼いて届けてもらおうと思いつきます。さっそくクッキーを焼いて、モモンガさんに配達をお願いします。
ところが、ここでミーちゃんがひとひねり。なんとクッキーを入れる荷物の中に自分が隠れて、一緒にトゲジイさんのところへ行こうと考えるのです。
ミーちゃん行動力ありすぎっ(笑)「誰なんだろう?」と気になったら、自分で会いに行って確かめようとする。子どもらしい好奇心がそのまま行動になっていて、読んでいて楽しいところです。
果たしてミーちゃんはトゲジイさんに会うことができるのか。そして、トゲジイさんとは一体何者なのか。
ここから先はぜひ絵本を読んで確かめてもらいたいところです。こういう「誰から届いたんだろう?」という小さな謎を残しながら物語が進んでいくので、子どもも先が気になってページをめくりたくなるんじゃないでしょうか。
そして何より、ふくざわゆみこさんの絵がかわいい。動物たちの表情が柔らかく描かれていて、森や家の中の様子も細かく描かれています。単純に物語を追うだけではなく、「ここに何がある?」「この動物は何をしている?」なんて探しながら読むのも楽しそうです。
こういう絵本って、文章だけを読んで終わりじゃないんですよね。
ページを開いたときに絵を眺めて、登場する動物や小物を見つけたり、キャラクターの表情を見たりする。
達也くん家でも下の子がふくざわゆみこさんの作品を見つけると持ってくるので、こういう絵本は何度も読むことになります。ただし!文章量とページ数がそれなりにあります。
一度読むだけならいいんですが、子どもが気に入った場合・・・。「もう一回!」このコールを何度聞くはめになるやら(笑)
子どもって気に入った絵本は本当に何度でも読ませますからねぇ。
親としては「さっき読んだやん」と思うわけですが、子どもからすると何度読んでも楽しい。
「モモンガのはいたつやさんとミーちゃんへのプレゼント」は、配達屋さんを主人公にしながら、手紙、プレゼント、知らない相手への興味、そして相手を思いやる気持ちなどが詰まった、ほんわかした物語です。
大きな事件が起きてハラハラドキドキするタイプではないけれど、動物たちのやり取りや小さな謎を楽しみながら、最後までゆったり読める。
リピートだけは覚悟しておきましょう(笑)
おすすめ絵本でしかないわ( *´艸`)

イラストのタッチとお話の内容が良すぎて達也くんは毎回感動してます!

ぼくすきなえだよっ!
達也の深読み!
「モモンガのはいたつやさんとミーちゃんへのプレゼント」物語の起点となるのは、虫食いで読めなくなった「葉っぱの手紙」と「手作りのおもちゃ」です。相手の正確な住所や名前が分からないにもかかわらず、モモンガの配達屋さんは「届けたい」という思いを一心に引き継ぎます。これは単なる荷物の配送という業務を超えて、誰かの「送りたい気持ち」を大切に扱う気持ちを学べます。さすがふくざわゆみこさんだといつも思う次第。素晴らしいです!





