リサとガスパールのたいくつないちにち|作品紹介
- 文:アン・グットマン
- 絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
- 訳:石津ちひろ
- 出版社:ブロンズ新社
- 対象年齢:3歳以上向け
- 発売日:2004/2
- ページ数:
- 幼児向け読み聞かせ絵本
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リサとガスパールのたいくつないちにち|実際に読んだ感想とレビュー
二人のワルガキっぷりが炸裂!
「リサとガスパール」シリーズ、何冊か読んできましたけど……やっぱり二人ともぶっ飛んでます(笑)。
かわいらしい見た目とおしゃれな絵柄からすると、もっとほんわかした平和な絵本なのかなと思うんです。ところが読んでみると、やっていることがなかなかのワルガキ。「リサとガスパールって、こんなにやんちゃだったのか……」と、読むたびに少しずつ認識が変わってきます( *´艸`)
今回の「リサとガスパールのたいくつないちにち」は、二人が春休みに家族と一緒におばあちゃんの家へ遊びに行くところから始まります。
ところが、せっかくおばあちゃんの家に来たというのに外は雨。しかも雨がずっと降り続いている。当然、子供からすれば退屈です。外で遊ぶこともできないし、やることもない。こうなると子供たちはどうするのか?
そうです。
自分たちで遊びを作り始めます(笑)
まずは、おばあちゃんと一緒にお菓子作りをすることに。ここだけ聞けば微笑ましいです。「おばあちゃんと孫で仲良くお菓子作り」って感じです。
ところがリサとガスパールですから、そう簡単には終わりません。おばあちゃんが来るまでの間に材料を好き放題に散らかしてしまい、当然のように怒られます。
普通ならここで「もうやめよう」となりそうなものですが、この二人は止まりません。今度は部屋の中をお化け屋敷みたいにして遊ぼうとします。もちろんママに見つかって怒られる。それでもまだ遊び足りない。
今度は部屋の中でテニスを始めます。当然ながらパパに見つかって怒られる(笑)。いやいや、家の中でテニスはアカンやん(笑)
雨で退屈しているとはいえ、もう少し平和な遊びはなかったのかと思ってしまいます( *´艸`)
しかし、リサとガスパールの暴走はこれで終わりません。この後も最悪なくらい暴れまわりヤンチャし放題のリサガス。苦笑い?ツッコミどころが満載です(笑)。
今回も二人のぶっ飛んだ行動が次から次へと出てきて、なかなか楽しませてもらいました。
それにしても、このシリーズを読んでいると「リサとガスパールって、かなりのワルガキなんじゃないか?」という疑惑がどんどん深まっていきます。
もちろん、本当に悪意があって誰かを困らせようとしているわけではありません。
ただ「暇だから何か面白いことをしよう」と思った結果、とんでもないことになっている。
そこがまた子供らしいんですよね。
大人からすると「そんなことするな!」となるんだけど、子供側からすると「だって暇だったんだもん」という話。このあたりの感覚が妙にリアルで面白い。
雨の日に家の中でやることがなくなって、兄弟でくだらないことを始めた経験がある人も多いんじゃないでしょうか。
家具を使って秘密基地を作ったり、布団を積み上げたり、家の中でボール遊びをして怒られたり。
「暇」というのは、子供にとっては新しい遊びを生み出すための燃料なのかもしれませんな(笑)。
ただ、リサとガスパールの場合は、その遊びの規模がちょっとデカい。
お菓子作りから始まり、お化け屋敷など・・・もう最後のほうになると「次は何をやらかすんだ?」という期待すら出てきます( *´艸`)
そして、そんな二人を見ながら読んでいると、ふと自分の幼少期を思い出したりもします。
今になって考えてみると、私自身も子供の頃は結構ぶっ飛んだことをしていたような気がする。
そう考えると、リサとガスパールを見て「こんな子供、腹立つなぁ」と思ってしまうのは、もしかすると同族嫌悪なのかもしれません(笑)。
自分も似たようなことをやっていたからこそ、余計に「やめろ!それはやめとけ!」とツッコミたくなるのかもしれない。
こういう子供たちの自由な発想や、ちょっとしたいたずらを大人になってから笑って見られるのも絵本の面白いところ。「リサとガスパールのたいくつないちにち」は、雨の日の退屈から始まる二人の大暴走を楽しめる一冊です。
このぶっ飛び具合が「リサとガスパール」の魅力なんでしょう。大人からしたら苦笑いするか爆笑するしかないリサガスシリーズ、達也くんのおすすめです( *´艸`)

ほんと、実際に我が家にリサガスが居たら、達也くん出て行ってるかもしれません(笑)うちの子がこんな子じゃなくて良かった…

ぼくいいこでちゅ♪
達也の深読み!
雨で外に出られない絶望の中、彼らにとって「何もしない時間」は耐えがたい恐怖です。だからこそ「暇を撃退する」ために、お菓子作り、お化け屋敷、室内テニスと、次々に新しい遊びを開発していきます。大人が「大人しくテレビでも観ていなさい」と処理するところを、彼らは自分の手で世界を面白くしようと足掻きます。
大人しくしてほしい親VS楽しい時間を過ごしたい子ども。子どもは素直ですからね、大人は都合が悪いだけなんです(笑)遊びたくない気持ち、疲れている気持ち、体力が追い付かない気持ち。ま~色々大人の言い訳があります!





