リサとガスパールのしんがっき|作品紹介
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リサとガスパールのしんがっき|実際に読んだ感想とレビュー
毎回この「リサとガスパール」シリーズを読むたびに思うんですが、こいつら……なかなかのワルガキです(笑)。
今回はタイトル通り「しんがっき」がテーマ。新しい学年が始まり、新しいクラス、新しい先生との学校生活がスタートするわけですが、リサとガスパールにとっては楽しい新学期とはいかなかったようです。
二人が担任になったのは「フヤージュ」という先生。どうやらかなり厳しい先生らしく、リサもガスパールも「この先生のクラスは嫌だ!」となってしまいます。
普通なら「学校行きたくないなぁ」とか「先生怖いなぁ」くらいで終わりそうなところですが、そこはリサとガスパール。
「問題を起こしたら先生が交代するんじゃない?」
という、なんとも子供らしい?ちょっと悪知恵の働いた作戦を思いつきます(笑)。
そこで給食を食べなかったり、別の生徒と喧嘩してみたり、とにかく先生を困らせるような行動を繰り返します。しかし、そんな簡単には先生は交代してくれません。
そこで二人が次に向かったのが、まさかの校長先生。
「このクラス嫌なんですけど!」と直談判するわけです。
いやいや、それは普通しないだろう(笑)行動力はすごいが(笑)。
校長先生も「う~ん、仕方ないなぁ。今回だけだからな」という感じで、二人を優しい先生がいる別のクラスへ移してくれます。これで作戦成功!
……と思ったら、人生そう簡単にはいきません。
なんと次の日、その優しい先生がケガをして休むことになってしまいます。
そして代わりにやってきたのが、これまためちゃくちゃ厳しい先生。
「あれ?やっぱり元のクラスのほうがよかったんじゃない?」
となってしまうリサとガスパール。結局、二人は元のクラスに戻りたいと思うようになるのでした。
ちゃんちゃん。
いや~、なかなかなオチです( *´艸`)
最初は「怖い先生だから嫌だ!」と自分たちで問題を起こして追い出そうとしたのに、いざ環境が変わってみると「前のほうがよかった」と気付く。
子供ってこういうところありますよね。
そのときは嫌だと思っていたことでも、別の状況になって初めて「やっぱり前のほうがよかったかも」と気付くことがある。大人でもありますけど(笑)。
しかし、それにしてもリサとガスパールの行動がなかなかぶっ飛んでいます。
毎回このシリーズを読むたびに、最初の頃に持っていた「かわいいキャラクター」というイメージが少しずつ崩壊していくんですよ。もちろん見た目はかわいい。絵もおしゃれ。世界観もどこかフランスらしい雰囲気があって素敵。
ところが中身を見ると、かなりやんちゃ。
なんというか、ちょっと「サザエさん」のカツオっぽいんですよね。悪いことを思いついて、実行して、怒られて、そしてまた何かを企む。完全な悪人ではないんだけど、妙にずる賢い(笑)。
今回も「先生を交代させるためにわざと問題を起こす」という発想が、子供らしいといえば子供らしい。ただ、実際にこんなことをやられた先生からしたら、たまったもんじゃありませんな。
「なんで給食食べないの?」
「なんで喧嘩したの?」
「なんで校長室に直談判に来たの?」
と、先生側からしたら謎だらけでしょう(笑)。
そして最終的に「やっぱり元のクラスがいい」となるわけだから、先生からすれば「だから最初からそうしろ!」と言いたくなるかもしれない。
こういう、ちょっとしたズルさや失敗を含めて子供の世界を描いているところが、このシリーズの面白さなのかもしれません。
「嫌な先生を辞めさせるためにわざと問題を起こそう」なんて、なかなかの策士です(笑)。
昔も今も、子供は子供。大人が思っている以上にいろんなことを考えて、いろんな作戦を立てているものです。「リサとガスパールのしんがっき」は、そんな二人のちょっと困った行動を楽しみながら読める作品。
新学期という身近なテーマなので、これから新しいクラスや先生を迎える子供にも読みやすいと思います。
もちろん、親が読んでみても「いやいや、そこまでやるか!」とツッコミながら楽しめます(笑)。達也くん的にはこの本は絶賛なんですが、親からすると「悪知恵を身に付けて欲しくない」と思うような方がいらっしゃるかもしれませんね。

ほどよいクソガキって感じのリサとガスパール(笑)読めば読むほどイメージが崩壊していくかもしれません(笑)

ぼくはこんなことしないよっ
達也の深読み!
あれほど嫌がっていたフヤージュ先生のクラスに対して、最後には「やっぱり前のが良かった…」と手のひらを返す。この「勝手に暴れて、勝手に失敗して、勝手にホームシックになる」という一連の流れは、大人が見ると「最初からじっとしておきなさい!」とツッコミたくなりますが、これこそが子どもの「試行錯誤と限界」そのものです。
子どもを育てた事がある親ならわかると思いますが、子どもは物凄く色んな事を考えていて、どうやって自分を守ろうかとかも考えて策士そのものです。ただ、浅はかかプロ並みかはその子次第(笑)
「リサとガスパールのしんがっき」を読むとイメージが悪くなるかもしれませんね(笑)たまにね、『リサとガスパールってこんな話だったっけ?』って言う人がいるんですけど、どっかで美化してしまってるかもしれないですね。こんなんです(笑)





