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ランディーときいろのトラック|読んだ本の紹介・レビュー【163冊目】【絵本】

5.0

ランディーときいろのトラック|作品紹介

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¥1,540 (2026/08/24 18:14時点 | 楽天市場調べ)
  • 作:そら
  • 絵:そら
  • 出版社:Gakken
  • 対象年齢:3歳以上向け
  • 発売日:2021/12
  • ページ数:
  • 幼児向け読み聞かせ絵本
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ランディーときいろのトラック|実際に読んだ感想とレビュー

ええ話や……。

こういう絵本を読むと、なんだかちょっと心が温かくなりますな( *´艸`)

主人公は、しろくまのランディー。黄色いトラックに乗って、町のみんなのところへ荷物を届けている配達員さんです。

毎日たくさんの荷物を運び、いろんな人のもとへ届けるランディー。荷物を届けるという仕事そのものはシンプルなんですけど、このランディーがとにかく真面目で優しい。

ある日、耳が遠く足腰も不自由なおじいさんのところへ荷物を届けます。

普通なら玄関先まで届けて終わりなのかもしれませんが、ランディーはおじいさんの様子を見て、荷物を部屋の中まで運んであげます。さらに、おじいさんから「孫に届けてほしい」と荷物を預かることに。

こういうところですよ。仕事だから荷物を運ぶ。それだけじゃなくて、相手が困っていたら自然に手を貸す。ランディーの人柄というか、仕事に対する姿勢が伝わってくるんです。

そして一日の配達を終えたランディーは、翌日の荷物を確認します。

ところが、そこに一つだけ届け忘れていた荷物があることに気付きます。

「しまった!」

大急ぎで荷物を届けに向かうランディー。ところが、その届け先がなかなかの場所。くねくねと曲がった山道を進み、あたりがすっかり暗くなったころ、ようやく一軒の家にたどり着きます。

しかし、家には明かりがついていません。

真っ暗。ちょっと怖い。それでもランディーは荷物を届けるために、勇気を出して「だれかいませんかー?」と声をかけます。

すると……。

上のほうから不気味な声が聞こえてくる。「階段を、おあがりくださいなー」うわぁ……。

これは怖い(笑)

ランディーも少し怖がりながら、勇気を出して階段を上がっていきます。そしてドアを覗いてみると、暗がりの中に怪しい影がいくつも。一体何なんだ?

荷物を届けに来ただけなのに、なんでこんなホラー展開になっているんだ?そんなランディーの目の前で、突然パッと明かりがつきます。するとそこにいたのは……町の住人たち。

そして、「ハッピーバースデー!ランディー!」

なんと、今日はランディーの誕生日だったのです。いやぁ、これは嬉しい。しかも、ランディーが届けに来た最後の荷物。実はこれもランディーへのプレゼント。

町のみんながランディーのために用意したプレゼントだったんですね。つまりランディーが「届け忘れてしまった」と思っていた荷物は、自分自身に届ける荷物だったというわけです。

普段から一生懸命に働いているランディーへの、町のみんなからのご褒美。

これはええ話や……。

仕事をしていると、どうしても「やって当たり前」と思われてしまうことがあります。荷物を頼んだら届く。郵便を出したら届く。ネット通販で注文したら、指定した日に商品が届く。

当たり前のように感じてしまいますけど、その裏では実際に荷物を仕分けする人がいて、トラックを運転する人がいて、荷物を一つひとつ届ける人がいる。

そして、雨の日も暑い日も寒い日も、それを繰り返しているわけです。この絵本は、そんな「届ける人」の存在を改めて感じさせてくれる作品だと達也くんは思います。

もちろん、通販を利用するなとか、時間指定をするなという話ではありません。便利なサービスは便利に使えばいい。ただ、そこには人がいるということを忘れないようにしたいもんです。

それこそ、カネにものを言わせて通販で好き放題注文しておいて、時間通りに配送されなかっただけで、「時間通りに届けるのが当たり前やろ!」なんて配送員に怒鳴り散らすような人には、このランディーの世界観は永遠に理解できないのかもしれません(笑)

もちろん配送サービスには品質や時間を守ることも求められるわけですが、それと「そこで働いている人間への配慮」は別の話。相手も人間ですからね。

この絵本のランディーみたいに、誰かのために毎日一生懸命働いている人がいる。そして、その仕事を見てくれている人もいる。最後にランディーがみんなから誕生日を祝ってもらう場面は、単純に「誕生日パーティーでよかったね」というだけではなく、「頑張っている人には、ちゃんと感謝を伝えよう」というメッセージにも達也くんは感じられました。

子供と一緒に読むなら、「ランディーはどうしてみんなにお祝いしてもらえたのかな?」なんて話してみるのも面白そう。

配達員さん、郵便屋さん、ゴミ収集の人、電車の運転士さんなど、普段の生活を支えてくれている人たちについて考えるきっかけにもなりそうです。

働く車が好きな子なら、もちろん黄色いトラックにも食いつくでしょうし、働く人を描いた絵本としても楽しめます。何より最後の展開がいい。町のみんなの「ありがとう」が詰まっている特別なプレゼント。

ええ話やで、ほんまに( *´艸`)

達也
達也

心温まる絵本です。文句なしに良いと思います。

たーちゃん
たーちゃん

このほんすきっ

達也の深読み!

ランディーときいろのトラック」は、仕事で疲れた大人目線で深読みすると「誰にも気づかれないと思って頑張っている日々の努力も、見てくれている人は必ずいる」という、働くすべての人への温かい労いのメッセージとして胸に刺さる一冊じゃないかと思ってます。

誰でもほら、褒められたり感謝されたりするのって嬉しいもんです。この記事をご覧の方はきょうだい、親、子ども、友達。感謝の気持ちを表してみてはいかがでしょうか?

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