おはよう!しゅうしゅうしゃ|作品紹介
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おはよう!しゅうしゅうしゃ|実際に読んだ感想とレビュー
これはもう、タイトルを見ればだいたい内容が分かるタイプの絵本です( *´艸`)
「おはよう!しゅうしゅうしゃ」というタイトルの通り、朝早くから街を走り回ってゴミを集める収集車のお話です。
そして今回借りてきた本、かなり年季が入っております。
もう「どれだけ読まれているんだよ!」というくらいボロボロ(笑)
表紙やページにもたくさん読まれてきた感じが出ていて、こういう絵本を見るとちょっと嬉しくなる。たぶん、ゴミ収集車が大好きな子供が何度も何度も「読んで!」とお願いしたんでしょう。
本って、綺麗なまま保存されているより、ボロボロになっているほうが「たくさん読まれた」というのが、まるで本の勲章みたいで味があります( *´艸`)
「おはよう!しゅうしゅうしゃ」の内容は、朝早くから作業員さんが街のあちこちを回ってゴミを集めていく様子を描いたもの。家庭から出されたゴミを収集して、決められた場所から次々と回収していきます。
ゴミには収集日や種類が決められていて、指定とは違う日に出されているものには注意のメモを貼って、そのまま戻す場面もあります。さらに家庭から出る普通のゴミだけではなく、大型の粗大ゴミを専用の車が収集する様子なども登場します。
こうして見ると、普段何気なく目にしている「ゴミ収集」という仕事も、実はいろいろなルールや作業があって成り立っているんですよね。
子供からすれば「ゴミ収集車がゴミを持っていってくれる」というところに目が行きがちですが、その裏側では朝早くから働いている人がいる。
こういう仕事の仕組みを幼いころから知ることができるのは、なかなか大切なんじゃないでしょうか。
ただし、大人になって現実のゴミ収集を知ってしまうと。絵本ほど綺麗な仕事じゃないぞ、とも思ってしまう。絵本はどうしても綺麗な表面しか映し出しませんからね。3Kと言われる「くさい」「きたない」「キツイ」という仕事に当てはまるからなかなかやりたがる人はいなかったりしますね。
それにゴミって本当にいろんなものが入っていますからね。汁物や油分が残っているゴミなんかが収集車の中で圧縮されると、何かの拍子にブチュッと飛び散ることもある。そして、その汚れがなんとも言えない強烈な臭いを放つわけです。一日中そんな環境で作業するわけですから、ゴミ収集の仕事って相当大変ですよね。
絵本の中では子供にも分かりやすいように、明るく楽しく描かれていますが、実際にはかなり過酷な仕事なんだろうなと思います。しかも、怖いのがゴミの出し方。
引っ越しシーズンなどで粗大ゴミや不要品が大量に出る時期には、普段より作業量も増えるでしょうし、その中に危険なものが紛れ込んでいることもあります。
包丁などの刃物をそのままゴミ袋に入れてしまったり、割れた陶器やガラスをそのまま捨てたり。これ、収集する人からしたら本当に危険です。ゴミ袋を持ち上げた瞬間に中から尖ったものが飛び出してくれば、ケガにつながってしまいます。
ゴミを出す側からすれば「袋に入れて捨てるだけ」でも、その先には実際にゴミを回収している人がいるんですよね。だからこそ、ゴミの分別や出し方って大事なんだと思います。
こういうことを考えると、この絵本って単純に「ゴミ収集車かっこいい!」というだけではなく、ゴミを出す側と回収する側の両方について考えるきっかけにもなる作品なのかもしれません。
もちろん幼児にいきなり「ゴミ問題とは何か!」なんて話をしても難しいでしょうけど、まずは「ゴミは誰かが集めてくれている」ということを知るだけでも十分。
ゴミ収集車が来たら「ゴミを持っていってくれる車」ではなく、「働いている人がいるんだよ」と教えてあげる。
そこから「ちゃんと決められた日に出そうね」「危ないものはそのまま捨てちゃダメだよ」と少しずつ広げていけば、子供なりの意識にもつながっていくのではないでしょうか。
こういう仕事を題材にした絵本って、子供の興味から自然に社会の仕組みを知ることができるのがいいところですな。何より、ゴミ収集車が好きな子なら間違いなく食いつくでしょう。
そして何度も読まれるうちに本がボロボロになっていく。それもまた、絵本としては最高の状態なのかもしれません( *´艸`)
「ゴミを捨てたら終わり」ではなく、その後に誰かが回収して、処理して、街を綺麗にしてくれている。普段はあまり意識しないけれど、当たり前の日常を支えてくれている仕事なんですよね。
こういう絵本を幼少期から読んでいると、少しずつでもゴミや環境について考えるきっかけになるのかもしれません。
ゴミ収集車が好きな子はもちろん、働く車が好きな子、身近な仕事について知りたい子にもおすすめできる一冊です( *´艸`)

人によっては粗大ごみとかを違法な場所に捨てたりしますが…地球がゴミ箱みたいな感じになっていてよろしくはないですね

ごみはちゃんとすてないとこどものじだいになったらたいへんなんです
達也の深読み!
作業員さんが回収する場面で、ゴミ袋がしっかり結ばれているか、破れていないかという描写は「作業のしやすさ・安全」に直結しています。収集車がゴミを圧縮(プレス)する際、空気がパンパンに入った袋だと破裂して飛び散る危険があるため、「空気を抜いてしっかり縛る」という家庭側の配慮が作業員さんを守っているという裏テーマが見えてきます。
勘違いしている人がいますが、「無料回収」の業者はアナタの出すゴミを適切には取り扱っていません。溶かして金だけをとりだしたり、鉄や銅などオカネになるパーツだけを回収して他はどこかに不法投棄します。或いは使えるものは海外に売り飛ばしたりしています。不法投棄されたものは環境汚染となってしまいます。リサイクルショップに引き取ってもらうとか、フリマで売るとか、適切なゴミの出し方をしましょう。





