10ぴきのかえるのプールびらき|作品紹介
- 作:間所ひさこ
- 絵:仲川道子
- 出版社:PHP研究所
- 対象年齢:全年齢
- 発売日: 2007/5
- ページ数:32P
- 幼児向け読み聞かせ絵本
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10ぴきのかえるのプールびらき|実際に読んだ感想とレビュー
以前紹介した『10ぴきのかえるのたなばたまつり』と同じ、「10ぴきのかえる」シリーズの一冊です。このシリーズを読んで毎回思うのですが、とにかく元気!
10匹のかえるたちが集まるだけで、静かな時間なんて一切ありません(笑)みんなでワイワイ、あっちへこっちへ走り回り、思いついたことをすぐ実行。その姿はまるで、夏休みに集まった子どもたちそのもの。
物語は10匹のかえるたちが水たまりを見つけるところから始まります。最初は気持ちよさそうに泳いで遊んでいるだけだったのですが、「もっと大きなプールを作ろう!」という話になり、みんなで力を合わせてプールづくりがスタートします。
葉っぱを使ってスライダーを作ったり、休憩できるテントを用意したりと、どんどん本格的なプール場へと進化していきます。
大人なら「そんなので本当に遊べるの?」と思ってしまいそうですが、子どもにとっては葉っぱ一枚でも立派な遊具。
身近な自然を使って遊びを作り出す発想が、このシリーズらしい魅力です。
完成したプールには、かえるたちだけではありません。虫たちや小さな生き物たちも次々と集まり、気が付けば大賑わい。みんなで泳いだり遊んだり、笑顔いっぱいの夏の一日が描かれています。
誰かが遊び始めると自然と仲間が増えていく。子どもの遊び場って、本当にこんな感じです。最初は一人で遊んでいたはずなのにいつの間にか何人も集まって大騒ぎ。
知らない子同士でも一緒に遊び始めるあの光景をそのまま絵本にしたような世界でした。
「子どもって、水があるだけで幸せじゃないか?」この絵本を読んでいて改めて思いました。
雨が降れば水たまりへ一直線。「入っちゃダメ!」と言われても、パシャパシャ踏みたくなる。
公園に小川があれば靴なんて気にせず入りたがる。
ホースで水をまけば大喜び。
本当に、水さえあれば何時間でも遊べる生き物なんです(笑)。この10匹のかえるたちもまさにそのまま。水たまり一つで盛り上がり、「もっと楽しくしよう!」と工夫を始める姿は、子どもそのもの。だからこそ、小さな読者も自然と感情移入しながら楽しめるのでしょう。
このシリーズの面白いところは、主人公が1匹ではなく10匹いること。みんな同じような姿をしているので、一見すると誰が誰だか分かりません(笑)。
「おそ松くん」「おそ松さん」の六つ子を見ているような感覚というか、同じような子たちが集まってワチャワチャしているだけで達也くんは笑えてきました。もし本当に10人の子どもが一斉にプール遊びを始めたら先生や親は大変でしょう(笑)
誰かが滑り台を作れば、みんな真似をする。誰かが飛び込めば、全員飛び込む。その賑やかさこそが子どもの魅力なのかもしれない。子どもらしい遊びの魅力が存分に描かれています。
シリーズ作品らしく、テンポよく読み進められるので読み聞かせにもぴったり。暑い季節になると、「プール行きたい!」「水遊びしたい!」と言い出す子どもも多いでしょう。
この絵本を読んだら、その気持ちはさらに加速するかもしれません(笑)
暑くなりそうですし子どもに負けないくらい楽しめるよう、早めにプールへ行く計画でも立てようかなと思わせてくれる一冊でした。達也くんのおすすめ絵本です( *´艸`)

10ぴきのかえるシリーズはワチャワチャして大騒ぎしているのが良い

いっぱいかえるがでてくるからね
達也の深読み!
子どもは「遊ぶプロ」!既製品に頼らないDIY精神と肯定感のパワー この絵本を読んで改めて感心したのは、かえるたちの「遊ぶ天才ぶり」です。特別なプール用品を買ってくるわけでもなく、ただの水たまりに「葉っぱのスライダー」や「日よけのテント」を自分たちで工夫して作ってしまう。大人から見たら「ただの葉っぱ」でも、子どもたちの想像力にかかれば立派なアトラクションに変身しちゃうんです。
そしてもう一つ面白いのが、10匹の「ノリの良さ(チームワーク)」です。 誰かが「もっと大きなプールにしよう!」「スライダー作ろう!」と言い出したとき、誰も否定せずに全員で「いいね!」と乗っかって走り出す。この「イエス・アンド」の精神があるからこそ、どんどん楽しい世界が広がり、気づけば周りの虫たちまで巻き込む大賑わいな空間になっていくのだと思います。「楽しそうな場所には、自然と人が集まる」






