どうぶつ でんしゃ|作品紹介
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どうぶつ でんしゃ|実際に読んだ感想とレビュー
「何かな?」の繰り返しが楽しい参加型絵本
『どうぶつ でんしゃ』は、西村敏雄さんによる想像力を刺激する参加型の絵本です。2023年9月30日に刊行された作品で、タイトルの通り「動物が電車になったら?」というワクワクする発想が詰まっています。
内容はとてもシンプルですが、小さな子どもが夢中になる要素がたくさんあります。
ページを開くと、まず電車の一部分だけが見えます。
「これは何かな?」
そんな問いかけをしながらページをめくると、次のページで正体が明らかになります。
パンダの電車だったり、カバだったり、ナマケモノだったり、ライオンだったりと、さまざまな動物が個性豊かな電車として登場。最後にはそれぞれの車両がドッキングして、にぎやかな動物電車になって動物園へ向かいます。
この「答えを次のページまで引っ張る」という構成がとても秀逸です。
読み聞かせでは、
「何かな~?」
「誰かな~?」
と親子で一緒に考えながら読むことができるので、自然と会話が増えます。
達也くんの家では「パンダ!」「ライオン!」「カバー!」とページをめくる前から大盛り上がり。正解して喜んだり、外れて笑ったりと、一冊の絵本で何度も楽しめました。
こうした参加型の絵本はただ聞くだけではなく、自分で考える時間があるため想像力や観察力を育てるきっかけにもなります。
イラストも西村敏雄さんらしい温かみのあるタッチで、動物たちの表情がとても豊かです。細かい描き込みよりも親しみやすさを重視した絵柄なので、0~3歳くらいの小さなお子さんでも見やすく、「次は何が出てくるんだろう?」という期待感を最後まで持ちながら楽しめます。
文章量も少なくテンポ良く読めるので、寝る前の読み聞かせにもぴったりです。ただし、一つだけ覚悟しておいた方がいいことがあります。
それは読み終わった瞬間に「もう一回!」が始まる可能性が高いことです(笑)。
達也くん家でも何度もリピートをお願いされ、「もう一回!」「もう一回!」の無限ループに突入。親としては喉が少し心配になりますが、それだけ子どもが気に入った証拠なので嬉しい悲鳴でもあります。
電車が好きなお子さんはもちろん、動物が好きなお子さんにもおすすめできる一冊です。「何かな?」と親子で予想しながら読む時間そのものが楽しく、自然とコミュニケーションも増えていきます。
繰り返し読みたくなる参加型絵本を探している方には、ぜひおすすめしたい作品です。

読み聞かせしまってへろへろですよ~

きくほうもたいへんなんだよ?
達也の深読み!
この絵本の最大の魅力は、ページをめくる前に「これは何かな?」と問いかける構成にあります。
これは単なる知識を試す「クイズ」ではなく、一部分だけ見えている色や形から子どもが自分の頭の中で「あ、パンダかも!」「いや、こっちかな?」と自由に想像を膨らませる「予測」の世界。
正解しても、たとえ外れても、子どもにとっては「自分で考えて、めくって確かめる」というアクションそのものが最高に楽しい遊びになります。受け身にならず、子ども自身が絵本の主役になれるからこそ、何度読んでも飽きずに「もう一回!」が飛び出すのだと感じます。
だから「読み聞かせのリピート覚悟」(笑)




