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でんしゃ|読んだ本の紹介・レビュー【141冊目】【絵本】

4.0

でんしゃ|作品紹介

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  • 作:バイロン・バートン
  • 絵:バイロン・バートン
  • 訳:こじままもる(小島衛)
  • 出版社:金の星社
  • 対象年齢:全年齢
  • 発売日:1992/5
  • ページ数:32P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本
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でんしゃ|実際に読んだ感想とレビュー

色や形を楽しみながら電車の世界に親しめる幼児向け絵本

『でんしゃ』は、世界中で愛されている絵本作家・バイロン・バートンさんによる幼児向けの電車絵本です。読み終えた第一印象は、「とにかくかわいらしい!」のひと言。シンプルなイラストと短い文章で構成されているので、小さなお子さんへの読み聞かせにぴったりの一冊だと感じました。

この絵本の魅力は難しい説明を一切使わず、子どもの目線で電車のある日常を描いていることです。電車が線路を走り、駅でお客さんを乗せ踏切では車が待ち、線路では保守点検の工事が行われる

そんな普段は何気なく見ている風景が、わかりやすく丁寧に描かれています。

イラストは、積み木や木のおもちゃを思わせるような温かみのあるデザイン。丸や四角、直線や曲線がはっきり描かれているため、小さな子どもでも形を認識しやすく、自然と図形への興味も育まれそうです。

また、赤・青・黄色・緑など鮮やかな色がたくさん使われているので、「これは赤だね」「青い電車だね」と親子で会話をしながら読むのも楽しいポイント。色彩感覚を育てる知育絵本としても活躍してくれます。

文章量は非常に少なく、1ページごとのテンポが良いため、0~3歳頃のお子さんでも最後まで飽きずに楽しめるでしょう。読み聞かせを始めたばかりの家庭でも負担が少なく、「もう一回読んで!」というリクエストにも応えやすい長さです。

電車好きのお子さんならもちろん夢中になりますが、電車に特別興味がなくても、働く乗り物や街の風景を知るきっかけになります。駅や踏切を見かけたときに、「絵本と一緒だね!」と実際の景色と結び付けられるのも、この作品ならではの楽しみ方です。

さらに、本のサイズもコンパクトなので、小さな子どもの手でも持ちやすく、お出かけ先へ持って行きやすいのも嬉しいところ。バッグに入れておけば、待ち時間や移動中の読み聞かせにも活躍してくれます。

派手な仕掛けや長い物語はありませんが、その分、小さな子どもが安心して楽しめる「絵本の基本」がしっかり詰まっています。電車が好きなお子さんへの最初の一冊としてはもちろん、色・形・身近な乗り物を楽しく学べる知育絵本としても達也くんはおすすめできる作品です。

達也
達也

毎回絵本を持ち歩くのも大変だよな~って思います。サイズもそれぞれ違うし重さも紙の厚さも全部違うし管理も大変

たーちゃん
たーちゃん

えほんをもってくれてありがと!

達也の深読み!

「ただ走るだけじゃない」社会のつながりを教える最初の知育。乗り物絵本の中には、ただ格好いい新幹線や電車がスピードを上げて走る姿だけを描いたものが多いですが、この作品では「駅でお客さんが乗り降りする」「踏切で車が待っている」「線路を裏で支える工事の人がいる」といった、電車を取り巻く社会の営みが丁寧に描かれています。 これは子どもにとって、「大好きな電車」をキッカケにして「自分たちの住む社会の仕組み」へと視野を広げる素晴らしいファーストステップになります。ただの「乗り物図鑑」に留まらない、人生最初の「社会科の絵本」としての深い価値が、この短いページの中に隠されているのです。こういう絵本で社会の流れを知るって大切だと思います。

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