はたらくくるまたちのかいたいこうじ|読んだ本の紹介・レビュー【14冊目】【絵本】

4.0

はたらくくるまたちのかいたいこうじ|作品紹介

  • 作:シェリー・ダスキー・リンカー
  • 絵:AG・フォード
  • 出版社:ひさかたチャイルド
  • 対象年齢:3歳~5歳向け
  • 発売日:2020/10/7
  • ページ数:34P
  • 幼児向け読み聞かせ絵本

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はたらくくるまたちのかいたいこうじ|実際に読んだ感想とレビュー

解体現場で活躍する乗り物絵本

『はたらくくるまたちのかいたいこうじ』は、解体工事の現場で活躍する重機たちを描いた、はたらく車好きにはたまらない一冊です。

街を歩いていると、工事現場がシートで覆われていて「中で何をしているんだろう?」と気になることがあります。

特に解体工事の現場は、防塵や防音のために高い囲いが設置されていることが多く、実際の作業を見る機会はあまりありません。しかし、その内側ではさまざまな重機が活躍し、建物を安全かつ効率的に解体するために力を合わせて働いています。

この絵本では、そんな普段はなかなか見ることのできない解体工事の世界を、迫力たっぷりに紹介してくれます。次々と登場する重機たちはどれも個性的で、それぞれが自分の役割を果たしながら工事を進めていきます。重機好きのお子さんなら、「これ知ってる!」「こんな車もあるんだ!」と夢中になってページをめくることでしょう。

達也くん自身、工事現場の近くを通るとつい足を止めてしまうことがあります。大きなアームを動かしながら作業する重機の姿には、子どもだけでなく大人も惹きつけられる魅力があります。この絵本には、そんな“男のロマン”ともいえる重機のかっこよさがたっぷり詰まっています。

もちろん、解体工事はただ建物を壊すだけの仕事ではありません。現場には多くの危険が潜んでおり、安全に作業を進めるための工夫やルールがあります。

本作を読むことで、工事現場で働く人たちや重機がどのような役割を担っているのかを自然と知ることができます。小さなお子さんにとっては、「工事現場は危ないから近づかない」ということを考えるきっかけにもなるかもしれません。

ストーリーを楽しみながら、普段は見えない解体工事の裏側をのぞくことができるのが本作の魅力です。はたらく車や重機が好きなお子さんにはもちろん、工事現場に興味を持ち始めたお子さんにもおすすめです。

親子で「この重機は何をしているのかな?」と話しながら読むと、より楽しめるでしょう。

重機が大活躍する迫力満点の解体工事の世界。はたらく車が大好きなお子さんなら、きっと何度も読み返したくなる一冊です。

達也
達也

我が家の子どもたちも幼少期から重機系の絵本を読んで過ごしてきて重機を見るたびに絵本の話をします。

たーちゃん
たーちゃん

解体現場にあるショベルカーとかクレーン車とかめっちゃ好き!

達也の深読み!

建築基準法や騒音対策でガチガチにガードされた現代の日本の解体現場は、大人でも「今どうなってるんだろう?」と覗きたくなる秘密基地のようなもの。それを「防音シートを透視して、夜の間に車たちがこっそり大活躍している」かのように見せてくれるこの絵本は、子どものみならず、私のような「現場の近くを通るとつい足を止めてしまう大人」の知的好奇心も最高に満たしてくれます。

子どもに伝えたい「壊すことは、新しい未来を作る第一歩」というメッセージ 記事の中で「ただ建物を壊すだけの仕事ではない」と深く考察していますが、達也くん的にもここは熱く語りたいポイントです。 子どもにとって「壊す=いけないこと」と思いがちですが、この絵本を読めば「古くなって危なくなった建物を壊すからこそ、次に新しいお家や公園が作れるんだ」という前向きな意味を自然と理解できます。物を壊すダイナミックな爽快感を楽しみつつ、最後は「お仕事への感謝」に着地する構成が本当に秀逸です。破壊があり創造がありますから。

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