ほしぞらのきょうりゅうたち|作品紹介
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ほしぞらのきょうりゅうたち|実際に読んだ感想とレビュー
星をつなげば恐竜が見える!想像力が広がる星空の絵本
『ほしぞらのきょうりゅうたち』は、面白い発想だな~と達也くんが思った絵本です。
物語の舞台はキャンプ場。キャンプにやってきた親子が天体望遠鏡を使って夜空を観察します。
そこでお父さんが教えてくれるのが星座のこと。ペガサスや白鳥、ワシなど星と星をつなぐことで夜空にはさまざまな生き物の姿が浮かび上がることを教えてくれます。
星座というものは不思議です。
ただ星が並んでいるだけなのに、「ここをつなげると白鳥に見える」「これはペガサスだ」と、昔の人たちは夜空にさまざまな姿を想像しました。
そしてお父さんがテントに戻った後も、子どもは一人で天体望遠鏡をのぞきながら星空を眺め続けます。
すると、後ろから何やらザワザワと音が・・・。振り返ると、そこには恐竜が!?普通なら全力で逃げるところですが(笑)現れたのは優しい恐竜。
子どもは恐竜の背中に乗せてもらい、話をするようになります。そして恐竜に「仲間はいないの?」と尋ねます。
すると、恐竜は夜空を見上げます。地上には仲間はいない。でも星と星をつないでみると、夜空にはたくさんの仲間がいるというのです。
そこに現れるのが、恐竜たちの星座。
スピノサウルス、プテラノドン、パラサウロロフス、トリケラトプス、ティラノサウルス、ステゴサウルス。恐竜好きの子どもなら大喜びしそうな面々。
そして不思議な時間を過ごした後、子どもがテントに戻るころには恐竜の姿はもうありません。
夢だったのか。本当に恐竜と出会ったのか。そんな不思議な余韻を残して物語は終わります。
この絵本の何が良いかというと、やっぱり「星座」の考え方を恐竜にまで広げてしまったところです。
星空を題材にした絵本なら、実際に存在する有名な星座を紹介する作品も多いと思います。でも、この絵本では、「星と星を自由につないだら、恐竜だって夜空にいるんじゃない?」という方向へ想像を広げています。
実際の星座として存在するかどうかよりも星を見て「あれはティラノサウルスに見える!」「こっちはステゴサウルスじゃない?」と自由に想像してもいいわけです。
無理矢理といえば無理矢理。しかし、その強引さこそが面白い( *´艸`)
まさに発想の転換ですな。
夏になれば夜空を眺める機会も増えてきます。キャンプや旅行先など、街の明かりが少ない場所で星空を見上げたとき、「恐竜はどこにいるかな?」と親子で探してみるのも面白そうです。
正しい星座を覚えることも勉強ですが、自由に星をつないで自分だけの星座を作ることも想像力を育てる楽しい遊びになります。達也くん的にはこういう作品は子どものためになるし良いものだと思ってます。
『ほしぞらのきょうりゅうたち』は、星空と恐竜という、子どもが好きな二つの世界を組み合わせた素敵な絵本でした。ティラノサウルス座って見つかるかもしれませんねぇ( *´艸`)

足臭座とかあるかもしれないよ?

あしだけじゃなくぜんぶくさいのある?
達也の深読み!
物語は、優しい恐竜と不思議な時間を過ごしたあと、子どもがテントに戻ると恐竜はいなくなっている・・・という、心地いい余韻を残して終わります。「キャンプの夜、暗闇とランタンの明かりだけがある空間」というのは、子どもにとって日常と非日常の境界線が曖昧になる特別な時間です。ただのファンタジーとして片付けるのではなく、「もしかしたら、本当に星の光が恐竜の姿を借りて会いに来てくれたのかも?」と思わせる絶妙な空気感が、絵本の美しい色彩(夜空のグラデーション)で表現されています。絵本作家さんって本当に凄いなって思います。




