リサとガスパールのはくぶつかん|作品紹介
- 文:アン・グットマン
- 絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン
- 訳:石津ちひろ
- 出版社:ブロンズ新社
- 対象年齢:3歳以上向け
- 発売日:2001/11
- ページ数:26P
- 幼児向け読み聞かせ絵本
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リサとガスパールのはくぶつかん|実際に読んだ感想とレビュー
『リサとガスパールのはくぶつかん』は、リサとガスパールが博物館で大暴れ・・・というか、いつものように調子に乗ってやらかしてしまうコミカルな絵本です( *´艸`)
博物館にやってきたリサとガスパール。
そこで展示室に入ろうとすると、「君たちは入らないほうがいいんじゃない? 絶滅動物と間違われるかもしれないからね」という、とんでもないことを言われてしまいます。
それに対してガスパールが、「なんてこと言うんだよ!」とツッコミ。
リサとガスパールは、ウサギでも犬でもない不思議な生き物として描かれていますが、まさか絶滅動物扱いされるとは思わなかったでしょう。
しかし、普通ならここで怒って終わるところを、リサとガスパールは違います。
その言葉をきっかけに、「それなら本当に展示物になってみよう!」展示されているものに紛れ込んでポーズを取り始めます。
すると、博物館を訪れたお客さんたちは誰も気づかない。完全に騙されています(笑)
さっきまで「絶滅動物と間違われるかもしれない」と言われていた二人が、本当に展示物になりすましてしまう。
この発想と展開が面白いんですよね。
そして、お客さんが騙されているものだから、リサとガスパールもどんどん楽しくなってしまいます。
子どものいたずらもそうですが、最初はちょっとした遊びだったはずなのに、うまくいくと調子に乗ってしまうもの。
「バレてない!」
「もっとやってみよう!」
そんな気持ちになってしまうのでしょう。
しかし、楽しい時間に夢中になりすぎた二人は、最後には閉館時間を過ぎてしまいます。
・・・やらかし( *´艸`)
リサとガスパールの物語は、二人のいたずら心や失敗が魅力の一つです。大人から見ると「そんなことしたらアカンやろ!」と思うような行動でも、絵本の中だからこそ安心して笑えます。
そして子どもにとっては、ちょっと悪いことをしてみたいという気持ちを、リサとガスパールが代わりにやってくれているような面白さがあるのかもしれません。
今回も、わが家で読み聞かせをしていると、下の子から一言。
「アッホや」
なかなか鋭いツッコミでございます(笑)
確かに、閉館時間も忘れて展示物になりきっていた二人を見れば、その感想になるのもわかります。
でも、こうやって子どもが物語を見ながら「何してんねん」「アホやなぁ」と反応してくれるのも、読み聞かせの面白いところです。
ただ文章を聞くだけではなく、登場人物の行動を理解して、自分なりの感想を言葉にしているわけですからね。
『リサとガスパールのはくぶつかん』は、博物館という場所を舞台に、二人のいたずら心をたっぷり楽しめる絵本です。
展示物になりすましてお客さんを騙し、最後には夢中になりすぎて閉館時間を過ぎてしまう。
まさにリサとガスパールらしい展開です。
親子で「バレるやろ!」「何してんねん!」とツッコミを入れながら読むと、さらに楽しめる一冊でした。
下の子の感想を借りるなら――。
「アッホや」
うむ。
それが一番的確な感想かもしれない( *´艸`)

リサガスはいっつも不思議なのが犬なのか何なのか…何なの?

ひとがたろぼっと?
達也の深読み!
ゲオルグ・ハレンスレーベン(絵)が、妻のアン・グットマン(文)にクリスマスプレゼントとして贈った手帳のイラストが、リサとガスパールの原型です。
実はその最初期のイラストでは、今のような姿ではなく、「鼻が尖っていて、尻尾が長い、カンガルーに似た栗色の生き物」だったそうです。そこから絵本の制作を重ねるうちに、だんだんと丸みを帯びた今の愛らしい姿に変化していきました。





