オオイシさん|作品紹介
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オオイシさん|実際に読んだ感想とレビュー
働く大きな石がまさかの映画スターに!?石ネタ満載のユーモア絵本
『オオイシさん』は、タイトルの通り、大きな石の「オオイシさん」が主人公の絵本です。
これがなかなか面白い( *´艸`)
オオイシさんは、町のみんなから頼りにされる働き者。道路工事では土を平らにするために活躍し、あるときは漬物石になり、あるときは日陰を作り、さらには相撲の稽古道具としてまで使われます。
石というだけで、ここまで仕事があるのか!?朝から晩まで大忙しのオオイシさんです。
大きくて重いという石の特徴を最大限に活用し、町の人たちの役に立っている姿が面白く、「次は何に使われるんだろう?」とページをめくるのが楽しくなります。
そんなオオイシさんのもとに、ある日、新しい仕事の依頼が舞い込みます。呼ばれた先は、京都にある「うずまきさつえいじょ」。
太秦映画村じゃない(笑)
なんとなくモデルになった場所を想像してしまいますが、そこは絵本の世界ということで( *´艸`)
撮影所にやってきたオオイシさんは、なんと「大石内蔵助」が登場する作品に出演することになります。
大石内蔵助に、大きな石のオオイシさん。石つながり!
このあたりから、作者の「石ネタをどこまでぶっこんでくるんだ」という勢いが加速していきます。
そして映画に出演したことをきっかけに、オオイシさんには次々と出演依頼が舞い込むようになります。
町のみんなに頼られていた大きな石が、まさかの人気俳優へ!最終的には主演映画にまで抜擢されるという、最初の展開からは想像もできない結末を迎えます。
ただの「大きな石」を主人公にして、ここまで話を広げられるのがすごい。
石の特徴を利用した仕事から始まり、「オオイシ」という名前を使った言葉遊びや映画ネタへと発展していくので、大人も「そう来たか!」と楽しめます。
子どもにとっては、オオイシさんの見た目や次々に変わる仕事が面白いのでしょう。達也くんの家では「何回読ませるねん!」と思うほど、繰り返し読み聞かせをお願いされました( *´艸`)
大人からすると「そんなにハマる!?」と思うことがありますが、子どもには子どもなりのツボがあるんでしょうね。
文章も比較的読みやすく、ストーリーの展開もわかりやすいので、読み聞かせにも向いています。
『オオイシさん』は、身近にある「石」という題材から、ここまで自由に物語を広げられるのかと感心させられるステキな絵本です。次はどんな仕事をするのか、そしてオオイシさんがどこまで出世していくのか。達也くん的には親子で笑いながら楽しめる、何度も読みたくなる一冊でした。

まぁでも令和っ子にはわからないネタも多いので子どもからしたら親は何に笑ってるんだろう?とか思っちゃいますね!

オーイシマサヨシさんじゃないの?
達也の深読み!
「石の上にも三年」を地で行くキャリア論 オオイシさんに学ぶ、現代のキャリア形成。
最初は漬物石や相撲の稽古道具など、とにかく「目の前の振られた仕事」を断らずに全力でこなしていくオオイシさん。まさに「石の上にも三年」を体現しています。泥臭く下積みを続けた結果、名前のフック(大石内蔵助)からまさかの映画界へスカウトされるというわらしべ長者っぷり。「置かれた場所で咲く(というか、置かれた場所で重しになる)」ことの大切さを、オオイシさんはその大きな背中で教えてくれている気がします。もしかしたらそういうイシ、石、意思とか色々掛け合わせてるのかも?





