夜のいきもの図鑑|作品紹介
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夜のいきもの図鑑|実際に読んだ感想とレビュー
夜に活動する生き物たちの驚きの生態がわかる一冊
『夜のいきもの図鑑』は、生き物たちが夜にどのような生活を送っているのかを、わかりやすく紹介してくれる図鑑です。監修は『泣けるいきもの図鑑』と同じく今泉忠明さん。
生き物の生態を「へぇ~!」と思える雑学とともに紹介してくれるので、今回も楽しく読むことができました。子ども向けの図鑑ではありますが、大人が読んでも新しい発見がたくさんあります。
「知っているつもりだったけれど、実は知らなかった。」そんな感じの本です。
中でも印象に残ったのが、ラッコの寝方です。ラッコは海に浮かんで眠ることでも有名ですが、流されないように海藻に体を巻き付けたり、仲間同士で手をつないで眠ったりすることがあります。
これには思わず、「そんなの可愛すぎるだろ!」と思わず達也くんはツッコミ。海の上でぷかぷか浮かびながら、仲間と手をつないで眠るラッコたち。その光景だけで癒やされてしまいます。
キリンの生態にも驚かされます。キリンは横になって眠ることもありますが、短時間の休息では立ったまま眠ることがあるそうです。
あれだけ首が長く体も大きい動物なのに、よくバランスを保てるものだと感心してしまいます。
読んでいるうちに、「首、疲れないのかな?」と、考えてしまいました。というのも、達也くんは朝起きた瞬間から首や肩がガチガチ。寝ても疲れが取れず、首こりや肩こり、眼精疲労との付き合いは日常茶飯事です。
「キリンは立ったまま寝られるのに?!」そんなことを思いながら読んでいると、少しだけキリンがうらやましくなってしまいます。もっとも、あの長い首にもあの長い首なりの苦労があるのかもしれませんが・・・。
そして最後には、つい現実逃避までしてしまいます。「もう新しい体に転生したい。」もし選べるなら……スライムでもいい?首も肩もありませんし、肩こりや首こりとは無縁そう。
そんなくだらない想像まで膨らませてしまうくらい、生き物たちの特徴は人間とは大きく違っていて面白いものです。この本の魅力は笑える雑学だけではありません。
夜という、人間が眠っている時間帯に活動する動物たちの工夫や、生き抜くための知恵を知ることで、「自然って本当に奥が深いな」と感じさせてくれます。
図鑑というと堅苦しい印象を持つ子もいるかもしれませんが、本書は読み物としても楽しめる構成になっているため、読書が好きな子にも、生き物が好きな子にもおすすめです。
対象年齢は小学校低学年から楽しめるのではないでしょうか。雑学としても読み応えがあり、「生き物って面白い!」という気持ちを自然と育ててくれるので、生き物好きのお子さんへの一冊としておすすめできる図鑑。

そもそも夜のいきものだったら達也くんも観察されていてもおかしくはない?

よなかおきてるもんね!
達也の深読み!
1日にたった20分程度(それも10分×2回など)しか寝ないというキリンの超ショートスリーパーぶりには本当に驚かされます。
なぜここまで寝ないのかというと、あの巨体ゆえに「一度横になってしまうと、肉食獣に襲われたときにすぐ立ち上がれないから」なのだそう。つまり、生き残るためにあえて「熟睡しない」進化を選んだわけです。
そう考えると、毎朝「肩がバキバキだ…もっと寝たい…」と悩めるのは、ある意味で外敵に襲われる心配のない安全な現代社会に生きている特権なのかもしれません。キリンの命がけの立ち寝に比べたら、私たちの寝不足や肩こりなんて、平和な証拠……と言えるのかも?





