泣けるいきもの図鑑|読んだ本の紹介・レビュー【119冊目】【学習本】

4.0

泣けるいきもの図鑑|作品紹介

  • 監修:今泉忠明
  • 出版社:Gakken
  • 対象年齢:小学生向け
  • 発売日:2017/8
  • ページ数:176P
  • 学習向けの本
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泣けるいきもの図鑑|実際に読んだ感想とレビュー

『泣けるいきもの図鑑』は動物や昆虫たちの「過酷だけれど本当にある生態」をわかりやすく紹介してくれる図鑑。

読んでみると大人でも「へぇ~」と思う内容がたくさんあり、親子で楽しめる図鑑だと感じました。テレビでも、動物や昆虫の生態を特集した番組はよく放送されています。

「ダーウィンが来た!」や動物ドキュメンタリーなどを見ていると、「この話、聞いたことがある!」という内容も登場します。この図鑑ではそうした生態をもう一歩深く掘り下げて解説してくれるため、「知っているつもりだったけれど、詳しくは知らなかった」という発見もあります。

カマキリの生態であれば、生まれたばかりの幼虫たちは兄弟同士であっても生き残るために共食いをすることがあります。さらに種類によっては交尾後にメスがオスを食べてしまうことも知られています。

テレビなどでも比較的有名な話ですが、その背景や理由まで読むと、「自然界で生き抜くことの厳しさ」がよく伝わってきます。

ライオンの世界も非常に過酷。群れを率いるオスライオンは、ほかのオスとの戦いに敗れると群れを追われてしまいます。新しい群れを作れなければ狩りが難しくなり、そのまま命を落としてしまうこともあります。

自然界では「強い者が生き残る」という現実があり、人間社会とはまた違った厳しさを感じさせられます。

読んでいて思わず「なんだか会社の買収や経営交代みたいだな」と、少し大人目線で例えたくなる場面もありました。

生き物の世界にも厳しい競争や世代交代があることを知ると、自然の仕組みの奥深さに驚かされます。この本の魅力は「かわいい動物図鑑」で終わらないところです。

自然界では生きることそのものが毎日の戦いです。その厳しさを隠さず伝えながらも「だから命は大切なんだ」ということを感じられる内容になっています。

難しい専門用語ばかりではなく小学生でも読みやすい文章でまとめられているため、生き物が好きな子どもなら夢中になって読み進められるでしょう。

雑学が好きな子にも良い本だと達也くんは思います。誰かに自慢したくなるような知識がたくさん載っているので、読書があまり得意ではない子でも興味を持ちやすい一冊だと思います。

対象年齢は小学校3~4年生くらいからがおすすめですが、生き物好きなら低学年でも保護者と一緒に楽しめるんじゃないかと思います。雑学を楽しみながら、生き物への興味をさらに深められるおすすめの一冊です。

達也
達也

監修が今泉忠明さんですから、この手の図鑑は何冊も出していらっしゃるし良く作り込まれています

たーちゃん
たーちゃん

よくわからないこともあるけどがんばってよんでもらってる!

達也の深読み!

図鑑に登場するオットセイのボス(一頭で多くのメスを囲うハーレムの主)の生活もまた壮絶です。 浮気を防ぐために寝る間も惜しんで見張りを続け、侵入者と戦っている最中に自分の子どもを踏み潰してしまうことすらあるのだとか。

「勝ち組」に見えるボスの座ですが、その実態は24時間年中無休のハードワーク。自然界の「トップに立つ者の孤独と責任」は、計り知れない?

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