きょうもかぜはいろづいて|作品紹介
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きょうもかぜはいろづいて|実際に読んだ感想とレビュー
詩と幻想的なイラストが心に響く、美しい一冊
『きょうもかぜはいろづいて』は、読み終えたあとに静かな余韻が残る美しい絵本です。
派手な展開があるわけでも、大きな事件が起こるわけでもありません。それでもページをめくるたびに、「素敵だなぁ」と自然に感じられる、不思議な魅力を持った作品でした。
この絵本は、基本的に1ページに一文というシンプルな構成です。長い物語ではなく、風が運んでくる景色や季節、自然の変化を、詩のような言葉で優しく表現しています。
文章は決して多くありません。
だからこそ、一つひとつの言葉がゆっくりと心に入ってきます。この作品の魅力をさらに引き立てているのが、阿部海太さんならではの幻想的なイラストです。ページいっぱいに広がる美しい絵は、現実と夢の世界の間を漂っているような不思議な雰囲気があります。
風そのものは目には見えません。
けれど、この絵本では「風が色を運んでくる」という表現によって、見えないものがまるで目の前に存在しているように感じられます。
詩のような短い文章と幻想的なイラストが見事に調和し、一冊を通して独特の世界観を作り上げています。
読み聞かせをしていても、文章量が少ないため負担はほとんどありません。テンポよく読み進められるので、小さな子どもでも最後まで集中しやすいでしょう。
一方で、この作品は読み終えてから親子で感想を話し合う時間も楽しめます。
「この風はどこから来たんだろう?」
「この色は何を表しているのかな?」
そんなふうに、正解のない会話が自然と生まれる絵本です。子どもによって見え方や感じ方が違うのも、この作品ならではの魅力でしょう。また、大人が読んでも十分に楽しめる作品だと感じました。
忙しい毎日を送っていると、風や季節の移り変わりをゆっくり感じる機会は意外と少なくなります。この絵本は、そんな日常を少しだけ立ち止まって見つめ直すきっかけを与えてくれます。
対象年齢は3歳以上のお子さんに読み聞かせして教えてあげたい絵本です。小さな子どもは絵を眺めながら自由に想像を膨らませ、大人は言葉やイラストの美しさをじっくり味わうことができます。親子で違った楽しみ方ができる一冊と言えるでしょう。
詩集みたいな感じの文章と美麗なイラストが感性や想像力を育む絵本ではないかと思います。

自然を感じさせる絵本って凄いなと思います。絵で表現するんだから

えがきれい!
達也の深読み!
どうやら作者の「阿部海太」さんは言葉を多く語らず絵でガツンと表現するタイプの作家さんのようです。だから本作でもあまり文章が無いんですね。でもその分、絵で物語るのでやはりどう感じるかを読み手に任せるような感じになるかと思います。なので読み手の感性が磨かれていくんじゃないかな~と達也くんは勝手に思っています!






