ゆきだるまはよるがすき!|作品紹介
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ゆきだるまはよるがすき!|実際に読んだ感想とレビュー
『ゆきだるまはよるがすき!』は、「もし雪だるまが夜になると動き出していたら?」という、子どもなら一度は考えそうな空想を描いた心温まる絵本です。
物語は、少年が雪の日に雪だるまを作るところから始まります。
せっかく立派な雪だるまを作ったのに、翌朝見に行くと少し形が崩れていました。
「どうしてだろう?」
子どもなら素直にそう思う場面です。もちろん大人は、「気温が上がって溶けたからだよ」と答えてしまいそうになります。しかし、この絵本はそんな現実的な答えでは終わりません。
少年が思い描いた答えは、とても楽しいものでした。夜になって自分が眠っている間に、雪だるまたちはみんな動き出していたのです。仲間たちと集まって大騒ぎをしたり、スケート大会を開いたり、思い切り遊び回ったり。
一晩中遊んでいたから、少しずつ溶けて形が崩れてしまった。そんな想像が物語として描かれています。
現実ではもちろんありえない話ですが、「そうだったら面白いな」と思わせてくれるのが、この絵本の魅力です。子どもは、大人では思いつかないような自由な発想をすることがあります。
雲が動物に見えたり、木がおしゃべりしているように感じたり、ぬいぐるみが夜になると遊んでいると信じたり。そうした豊かな想像力は、子ども時代ならではの宝物です。この作品は、その想像する楽しさを大切にしてくれます。
「ただ雪が溶けた」という事実だけでは終わらせず、「夜に雪だるまたちが遊んでいたからなんだ」という物語へ変えてしまう発想は、達也くん的にとても素敵だと感じました。
こうした「もしも○○だったら」という考え方は、想像力や創造力を育てるうえでも大切な経験になります。絵を描くことや音楽を作ること、物語を書くこと、新しいアイデアを考えること。そうした創作活動の多くは、自由な想像から生まれます。
だからこそ、小さい頃に「こんな世界だったら面白いね」と想像する時間は、とても価値のあるものなのだと思います。
読み聞かせをしながら、
「雪だるまたちは本当は何をしていたと思う?」
「今夜も遊びに行くのかな?」
そんな会話を親子で楽しめるのも、この絵本ならではの魅力です。正解を探すのではなく、自分なりの答えを考える楽しさがあります。対象年齢は3歳以上の子どもなら色々と考えられるのではないかと思いますし達也くんとしてはおすすめ。
冬になると雪遊びを楽しみにしている子どもや、空想のお話が好きな子には特にぴったりでしょう。現実には起こらない出来事により夢を広げましょう。

子どものころってありもしない事とかありえないようなことを妄想したりするのが好きだったわ

ぼくもたくさんそうぞうしてる!
達也の深読み!
画家であるマーク・ビーナーさんの遊び心として、すべてのページ(または多くの場面)のどこかに、ある「隠れキャラクター」が描かれています。それは、「小さなティラノサウルス(恐竜)」や「小さな犬(または猫)」、そして「ウサギ」などです。 雪だるまがフローズンチョコレートを飲んでいるシーンや、ダイナミックに滑っているシーンをよーく見ると、背景の雪の影や建物の陰、あるいは雪だるまの持ち物の中に、こっそり隠れています。子どもと一緒に間違い探しのように何度もページをめくって楽しむことができます。






